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『十和田市現代美術館』が素晴らしい!できそうでできない、美術館3つの試み
十和田市現代美術館


八戸大学・八戸短期大学総合研究所さんにお招き頂きました「弱み」から「強さ」を導く リ・ポジショニング・デザインマーケティングが先週無事に終わりまして、運営協力をされている@seikoubonさん、総研の所長を努められる大谷正樹教授に十和田市現代美術館をご案内頂きました。都内の某有名美術館の残念記事等を書いた記憶も新しいのですが、そんな悲しい記憶も吹っ飛びそうなほど、十和田市現代美術館がとても素晴らしい美術館だったのでぜひご紹介したいと思います。



十和田市現代美術館が素晴らしい理由(1)

十和田市現代美術館

十和田市現代美術館

1作品ずつが個室に配置されており、いくつもの部屋を外光が入る渡り廊下がつないでいます。作品の余韻を楽しめる建物。作品の存在ひとつひとつを大切にしているのですね。アートの意味を充分に知り尽くした設計、見る人の動きや感情の体験を計算して、ていねいに答えを出していったのでしょう。建物や環境を含めたデザインがとても素敵です。
(写真上は、同行した八戸のトライボッド所属、@ts1022さんより/写真下はパンフレットより)




十和田市現代美術館が素晴らしい理由(2)

十和田市現代美術館

十和田市現代美術館

「訪れた人が主役」をまさに実感できるミュージアム。触ったり遊んだりできるアートも沢山あります。そのかわり、作品の維持や補修はとても大変なのだそうです。滅多に常設展示しないジム・ランビー等をいつでも閲覧できます。是非、大人もアートで遊んでみては如何でしょうか。
(写真上はフェデリコ・エレーロ同行した八戸のトライポッド所属、@ts1022さんより/写真下はトマス・サラセーノパンフレットより、)

十和田市現代美術館
(大人も楽しく遊べます。写真は同じく@ts1022さんが撮影した@seikoubonさん。八戸セミナーの仕掛人)




十和田市現代美術館が素晴らしい理由(3)

十和田市現代美術館


『中の人』が見える!写真でご一緒している美女は、特認館長の小林baker@TowadaArtCenter さん、積極的にblogやtwitterで情報発信もしていらっしゃいます。今回は、ひとつひとつの作品をご紹介頂き、そのコンセプトはもちろん、実現に至る苦労話や、アーティストと地元の方の意外な交流のお話まで興味深いエピソードを伺うことができました。

まさに『顔の見える』美術館。これって、なかなか出来そうで出来ない事。もちろん、「誰のため、何のため」もとてもはっきりしています。このような取り組みを続けていれば、当然地元出身の若手アーティストの未来も明るいはず・・・・。もともと緑と豊かな食材に恵まれている地域ですが、アートが身近にある街っていいですね。未来の人材のグランドデザインに繋がっている気がします。
(写真は、同行した八戸のトライボッド所属、@ts1022さんより)




十和田市現代美術館

お土産に図録も買ってきました。センスいいなぁ・・・とおもったら、デザインは峯石景子さんです。新幹線もいよいよ青森まで。インドだ中国だと、忙しい方もいらっしゃるのでしょうが、地方には眠る宝がまだまだ沢山あるなぁと感じました。青森、八戸観光とセットで是非、十和田市現代美術館にお寄りになってみてはいかがでしょうか。


十和田市現代美術館
 十和田市現代美術館は「新しい体験を提供する開かれた施設」として、Arts Towada計画の中核となる施設です。アート作品の展示のほか、文化芸術活動の支援や交流を促進する拠点となります。
 ここ十和田でしかみることができない22の恒久設置作品が展示されている常設展示スペースのほか、ギャラリースペース、カフェ、市民活動サポートスペースなど、多様な機能を持ちます。
 十和田市現代美術館は、アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設として、国内外で活躍する21人のアーティストによるコミッションワークの展示のほか、芸術文化活動の支援や交流を促進するための施設です。館内には、常設展示室、企画展示室、休憩スペース、市民活動スペース、屋外イベントスペースなどの多様な機能を内包しています。>>>


十和田市現代美術館




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by ujipublicity | 2010-11-01 11:23 | デザイン本とあれこれ