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『マキコミの技術』コグレマサト (著), いしたにまさき (著)
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著者のコグレマサトさんといしたにまさきさんには、昨年のデザインマーケティングカフェ「デザインとソーシャルメディア」でもお世話になっています。早いー!あれから、もう1年も経ってしまったなんて!!

お二人は私が紹介するまでもなく『クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング』では一躍ブログブームを、「ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)」では、今日の日本の特殊ともいえるtwitter(をカタカナ表記でツイッターとしはじめたのも確か両氏?)ブームの発端を巻き起こしたマキコミの達人。カタカナ好きの人向けにいうと、「ソーシャルメディア・エバンジェリスト」とかいわゆる「インフルエンサー」にあたるでしょうか。日本では珍しいプロブロガー。

もう既にあちこちに書評があがっていますが、「マキコミの技術」の多くは「巻き込まれ」という積極的な一歩と価値のある情報を継続的に発信する事の大切さについて書かれていると思います。

私は両氏から「ウェブ2.0って両稽古なんですよ」という事を以前教えてもらいました。つまり、非常に『感覚的』なものが大切なんですよと。ソーシャルメディアやインターネットマーケティングに限らず、量をやって初めてその実態が分かるという事は良くあります。その分かりにくさを、ぎりぎりまで分かりやすくしながら、最新の事例を惜しみなく盛り込んだというところにこの書籍の意味と価値を感じます。







ブログやツイッターを既に日常的にこなされている方であれば「ええっ!?」という感じなのかもしれませんが、どうも、このような「ソーシャル」的な事は、まだまだ多くの人に理解をされてはいないようです。というか、実は、久々に東京でゆっくりと過ごす2011年の元旦、実家の父と大喧嘩を致しまして・・・・


ちょっと紹介しますと私の父は、昭和40年代、東京放送というところでテレビ制作の仕事をしていました。当時(昭和40年代〜)の高視聴率(35%〜?)テレビドラマの局担当(演出、プロデュース)等を経て、体調を崩し、ラジオ企画・制作・宣伝などを最後に平成の初めに定年退職をして隠居生活?に入り、既に15年を超えています。

テレビメディア全盛期に局の中の人として人生をテレビに捧げた我が頑固おやじでありますが、かつてのメディア人として、多少なりとも、こういったニューメディアに対する譲歩の気持ちがあるのではないかなーと、実は最近まで内心期待を抱いていたのですが「インターネットの素晴らしさ」は、激論の末「感覚的」には全く、つまり120%伝わりませんでした。(私の説明がよほど下手なのか、ガンコ親父がよほど頑固なのか…orz)

「あえてするほどの事もない」「どうして、わざわざする必要必要があるのか全く持って理解不能」という姿勢を崩さないのです。たとえ、その本心が、「よく分からない」「怖い」「人に迷惑をかけたくない」という事であったとしても。

彼らにしてみれば、ネットによる不幸や事件はあとを立たず、記憶に新しいところではグルーポンのおせち事件等、インターネットにはさまざまな「リスク」があり「正確でない」「信憑性に欠ける」情報が流れている事もしばしばです。これを、発信者責任を問われるという立場で、死にものぐるいでクリアーにしてきたトラディッショナルなメディアの先人たちに「素晴らしい夢のようなメディア」と説明する事、そのものが無理な事なのかもしれません。

マキコミの技術は、企業のマーケティング、すなわちインターネットでの影響力を持つという事をゴールにしているため、「毎日更新」「継続力」に深く言及していて「ネットの影響力なんか別に欲しくない」「そこまでして、インターネットから情報を享受しなくてよい」というわが父等からはほど遠い世界であるのには違いないのですが、繰り返しでてくる「give and give」の部分に着眼して欲しいなと切に願ってやみません。



"インターネットとはものをもらいにいくものじゃなく、 あげにいくところなんだよ"



何か後世に言い残したい事のある隠居のおじいさんたち(って具体的に我が父のことを言っていますが)とそのお仲間のお偉いオジサマたち(って具体的に、我が父友の事を言ってます)というか、別におじいさんでなくでもいいのですが、せっかくグランズウェルも読んだ事だし、ツイッターの本もお読みになったということで、そろそろ、いい加減、インターネットに心を開いて欲しいと思います。いや、本当に。お願いします。




話が逸れてしまいましたが、現時点でブログやツイッターに対して「どうも・・・」という方にも一読をお勧めしておきますね。
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マキコミの技術 [単行本(ソフトカバー)]コグレマサト (著), いしたにまさき (著)

by ujipublicity | 2011-01-02 23:22 | ソーシャルメディアとデザイン