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使える「デザインセミナー」
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3億円のイメージ?3万円のイメージ?
私の知り合いのディレクターの新しいボスは、ちょっと有名なブランディングディレクターなんですが、ちなみに、最近のプロジェクトはデザインフィー3億円だそうです。え、3億円のイメージって・・?答えは文末に書きます。最後まで読んでくださいね☆

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芦屋の大先生

先週、大阪に行ったのですが、その翌日、芦屋では著明な整体の中西貴大先生のところに伺ってきました。

大先生..といいながら、中西先生は、あるセミナーの同期生で、親しくしていたいただいているのをいい事に、今回、ずうずうしく押しかけてしまったのですが、お時間のない中、二人丁寧に見て頂いたうえ、私の崩壊寸前の手首の関節の問題について、指摘と指導をして頂きました。

デザイナーにとって、手、そして目は商売道具。これが使えなくなっては、もはやデザイナーに生命はありません。

今回は先生へのご恩返しもかねて、中西先生の名刺を「使えるデザイン」に変えてみます。

使えるデザインセミナーでも名刺コンテンツはいつも人気がありますしね☆

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偉い人は、肩書が多い

そうですね。中西先生のように、偉くて、資格もお持ちで院長となると実はレイアウトは大変です。注意書きのように、見どころがたくさんあり過ぎるために、実際にはどこも目立ちにくい、という現象が起こりがちです。

実は私達が通っているその講座では、自分のプロフィールのエッジをたてる、と言う授業もあり、先生は新しい名刺を用意されていました。


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ずいぶんとすっきりしています。

肩書きも一本に絞られているし、裏面を使ってエピソードや顧客の評価が入っています。これなら、初めての患者さんも安心できそうですね。

でも「使えるデザインセミナー」的にいうと、これでもまだまだダメなのです。
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視覚でメッセージしていない、まだデザインを「使えていない」状態です。


まず先生、個人の名刺を、ざっくり要素半分くらい、カットしてしまい文字に強弱をつけて、カリスマ整体師らしく縦組のレイアウトにしてみました。

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ツールの感度をあげる

そもそも、先生はすでに偉いのです。偉い人が、営業チラシを手に一杯握りしめているなんて、見た目にもへんですよね。洗剤とか景品とか、間違っても持ってちゃいけません。ともかくにシンプルに、そして堂々と。ともかく先生は偉い人だ、ただもんじゃない、とうメッセージが名刺ひとつにとってもとても大切なのです。

以前、あるお仕事で当社の事例を「シンプルなのにインパクトのあるデザイン」と評価して頂いた事がありました。とても、ありがたい事ではありますが・・・私に言わせれば、シンプルだから、インパクトが出せるのです。



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好感のフォロー

確かに、正々堂々と立派なレイアウトになりましたが、実はとても大切なものを半分くらい削っています。そう、とても大切なもの。「0歳からの整体」エピソードです。0歳というのは、非常に重要なメッセージです。0歳がOKなら、「うちの10歳の子も大丈夫ね」「ウチの80歳のおばあちゃんも行けるわね」ということになります。

実際、私たちが帰り際に会ったのは10歳くらいの少年とお母さんでした。

いままだ、世間一般に認知されていないサービスというのは、とても価値のあるお仕事だと私は思います。マクドナルド創業者レイ・ロックの「Be daring(勇気を持って)、Be first(誰よりも先に)、Be different(人と違った事をする)」と言う金言にもある通り(『成功はゴミ箱の中に』レイ・クロック/ロバート・アンダーソン共著より引用)まさに、人がやっていない、誰よりも先に始めている素晴らしいサービスなのですから、それだけでビジネスカードをもう一枚、創る価値は充分にあります。

実際、日本でデザイナーという職業は、過小評価されていると思っています。名刺だったら、版下代だけだし、誌面も小さいから安くできたら安いほどいいなぁ・・というのがホンネのところでしょう。

本当のところ、名刺というのは、あなたが素晴らしく価値があって、他の人とは違うという事を強く印象づけながらコミュニケーションできる、最初の一手なのです。


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最初の3億円のデザインの話に戻りますね。
つまり、簡単にいってしまうと、ロゴやCIは企業を象徴して創ります。その象徴に、規範や行動が合っているか、と言う事を一元化するためにアプリケーションをつくっているのだそうです。

名刺や、小さいツール店頭や店舗、トイレやエントランス、すべてのツールにおいて、
「らしさ」が定着されているかってこと、、それががすなわち3億円なのです。

皆さんも、お支払いする金額はともかく、ロゴとか、名刺とか、これは3億円のイメージだなって想像してみてください。

もっと、魅力的な自分を「魅せる」ことができるはずです。

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by ujipublicity | 2007-09-06 03:21 | 戦略とデザイン