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カテゴリ:ブランド構築とアイデンティティ( 37 )
「ファイナンス(財務省広報誌)」で『生まれ変わるデザイン-持続と継続のためのブランド戦略-』をご紹介いただきました

ファイナンス(財務省広報誌)2016.9『生まれ変わるデザイン-持続と継続のためのブランド戦略-』の書評を頂きました。ありがとうございます。

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参考 http://www.mof.go.jp/public_relations/finance/201609a.pdf

掲載許可を頂いていますので、抜粋してご紹介します。


本書の副題は、「老舗のデザイン・リニューアル事例から学ぶ、ビジネスのためのブランド・デザインマネジメント」である。(中略)。使えば使うほど資産としての価値が上がるデザインを作り、育て、ブランドを守りながら未来を生き抜くための戦略をまとめた1 冊です。」と簡潔に紹介している。



第1章は、老舗まんじゅう屋である「笹屋皆川製菓」の新たな商品(プリン)のパッケージデザインから、この老舗全体のデザイン・リニューアルまで構想し、成功に導いた事例が、筆者の発想の流れとともに詳述される。「新しい出会いや、心に残る体験、揺るぎない信頼関係といったものを築くためにデザインとは存在している」という。

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第2章では、「『デザインは感性や感覚で作るもの』と多くの人に誤解を受けている節がある」が、「ことブランドのデザインについては『ものを見る目』が求められる」という。すなわち、「そのデザインが、どのようなクオリティであり、マーケットにおけるポジションを持ち、そのような空気を生むのかを判断することが重要」との指摘で示唆深い。


第3章では、「金子牧場」、「福島美味ブランドプロジェクト」の事例を紹介しつつ、日々変化する市場、トレンド、技術、消費者の関心、すなわち「時の流れ」に向き合いながら、「デザインが生きて成長し続ける」ことの重要性を読者に強く訴える。


第4章では、著者の主張の中核である、段階的な発展、段階的なデザイン、移行のための「成長するデザイン」のための考え方が、ロゴ、フォント、配色などからデザインをつくりあげる立場で具体的に解説される。また、試作や現場テストというアート性と切り離された手法が成功のカギを握るという。



簡潔に、かつ鮮やかに重要なポイントを切り取って頂き、最後はこう結ばれています。



第5章では、「笹屋皆川製菓」についての「デザイン・ガイドライ
ン」が示される。デザインの雰囲気・空気感、統一性と拡張性の重要性が鮮やかに示される。
アップルが、デザイン主導の経営をしていることはよく知られているが、比較的身近な商品を実例に、デザインによる問題解決を示す本書は、地域ブランディングなどにかかわるものにとっても極めて示唆深い。巻末のデザイン用語解説も含め一読をお勧めしたい。


もともと、評者の渡部さまとは、福島のプロジェクトでご縁を頂きました。当時、デザインとアートディレクターを担当していた福島ローカルを中心にした食の魅力を伝える季刊広報誌「福島美味めぐり」には、福島の伝統工芸品でもあるこけしについてのコラムもご執筆頂きました。


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こちらは、福島美味プロジェクトのサイトでもご覧頂けるはずです。ご興味のある方は是非ご覧ください。

(ただ、こういったプロジェクトは、導入期が一番大変なのですが、予算がついた瞬間にいろんな思惑の人たちが現れて出でて大変ですね。初期のアートディレクションを担当したものとして、通販サイトの方はブランドのフォントすら、今は踏襲されていないようでとても残念です。)

当時、寄稿に際し、ご協力を惜しまず、ご尽力を頂いた方には、心よりお例申し上げます。


・・・・詳しくはぜひ、本書を読んでくださいね。
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『生まれ変わるデザイン-持続と継続のためのブランド戦略』 ウジ トモコ (著)


【編集後記】

540万円のロゴは高いのか?ということが話題になっています。


「くまモン」デザイナーに発注のロゴ540万円は高すぎ? 「30万円が適切」奈良の住民訴訟に批判も

http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/22/is-the-nara-logo-design-too-expensive-_n_12130574.html


要は「成果を重視するか」「手続きを重視するか」という価値感の差と、デザインそのものに対する不理解が原因と考えていますが、これについては、Facebookの方に沢山の方のコメントを頂き、公開設定にしていますのでこちらもご興味のある型は是非ご一読いただければ幸いです。


https://www.facebook.com/tomoko.uji/posts/10205963518005291


by ujipublicity | 2016-09-26 09:10 | ブランド構築とアイデンティティ
【繋げて・続ける】-山口(防府市)に3年通って地域ブランド「幸せますデザインガイドライン」を作った話
あくまでも私の知る限りですが、全国に先駆けた取組みとして先日、山口県防府市にデザインガイドラインを導入することができました。

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富海の海を前にたたずむ「防府市のおもてなし観光課」前・担当課長の石丸氏と担当デザイナー(オンライン)のこもりまさあき氏


最新号の日経デザインに、大変に上手に紹介していただいるのですが、実は案件(オーダー)としてのそれは無く、 いくつかのプロジェクトにおける成果の「保管庫」のようなかたちでその知見を「デザインガイドラインにまとめる」結果が今回の取り組みです。



それは、まだミッションとして具現化していないプロジェクト、たとえば未来に繋げたいというプロジェクトのことも視野に入れて考えておこうというデザインのフレームワークでもあり、いわゆる行政主導の試みとしてはとても珍しいものになっています。


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(photo:防府市商工高等学校黒川教諭 消滅の危機を乗り越えようと協力を呼びかけている、登り窯=真山窯火入れの様子)



防府市には「幸せます(幸せに思います、光栄です、等の意味)」という方言を使用したブランドのプロジェクトが以前からあり、他の地域と同じようにお土産品を作ったりされていて、それらはもともと、「ピンク色」がキーカラーでした。当時(3年前)からとても珍しいなぁと実は感じていました。
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(3年前 防府市からのご訪問記念写真。ウジのピンク色の衣装は当時幸せますブランドとは無関係の若い女子に揶揄されることもある日常風景)



【デザインで都市の未来は変えられるか?】地元高校生も巻き込む山口県防府市の「地域デザインプロジェクト(幸せます防府ブランド) という記事にも書いたとおりなのですが、防府市商工高等学校に拙著『デザインセンスを身につける』をご採用いただいたことがきっかけで、デザインのセミナーなどをさせていただき、実は、そのときの「とっさのアドバイス」がその後、プロジェクトにおけるスローガンのように採用されたりして、ご縁が深まりました。


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(某局のテレビドラマのドラマ館なのに、権利的に番組ロゴを市町村は使えない!どうする?ということで・・・)



その後、ある記録を持っていると言われる「某大河ドラマのサイン計画」にピンチヒッター的にお手伝いをすることになり、このときに「どうせこれからもブランドカラーとしてピンク色を使っていくなら、


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(防府市幸せますブランド デザインガイドラインのページより)



より使いやすく、整理して規定してしまおう」としたのが、デザインガイドラインの始まりです。そして、それらに「サブカラー」等のオプションは増えていったものの規定としては、継続的に利用してもらいながら改善されながら、このように一般にも公開されています。



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(防府市幸せますブランド デザインガイドラインのページより)



もちろん、デザインガイドラインには色だけで無くフォントの規定等もあるのですが、「市政へのデザインガイドライン導入」に執拗なまでにこだわったのには大きな理由があります。



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(「視覚」で訴えるWebサイト、自社ブランドらしさを出すために何が必要か?取材時の記念写真)


フォントメーカーのモリサワさんに伺った時に、いろいろと興味深いお話を伺ったのですが、何千万規模の広告・Web作成予算をもつ大企業さんでさえ、フォントを規定してガイドライン化して導入することが「予算上の壁にぶち当たり」至難の業だという衝撃的なお話を伺ったからです。

(技術的な課題もクリアになってきた昨今、Webフォントの値段なんて、年間でもちろん使用するフォント数やPVにもよりますが、たかが数万円ではないでしょうか。)


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https://newspicks.com/news/1597069/



先日、経済メディアキュレーションの進化形ともいえるNews Picksさんに光栄にも,新刊を紹介させていただく連載を掲載させていただいたのですが「女性が好むデザイン」のような話には、ピラニアのように(ごめんなさい)猛烈に食いつかれるも・・・・


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https://newspicks.com/news/1599385



【ウジトモコ】既存ユーザーを大切にしながら新規を開拓する戦略 という最終回では、「全く論が分からない」という人も見かけました。デザインガイドラインと未来における事業計画みたいなものの結びつき、あるいは、いくつかのプロジェクトを繋げて続けるという感覚的な部分が実感として、わかりにくかったのだと思います。


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https://www.gov.uk/service-manual



こちらの記事にコメントをいただいたことがきっかけで、Service Designの観点からヘルシンキ市の行政サービス改善プロジェクトに取り組んでいるニュースピッカーの方に教えていただいたのですが、イギリスなどは国を挙げてサービスデザインをすでにガイドライン化して公開していますし

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下記の記事をさらに紹介していただいたのですが(上はフィンランドのヘルシンキの風景写真です。フィンランドにはでデザインミュージアムなどもありますね。)


そのためヘルシンキ市では、市の内部の人たちに"デザインとは何か"を学んでもらい、デザイン文化を根付かせるアプローチを取っていく見込みです。継続的にデザイン文化を啓蒙するために、ヘルシンキ市ではCDO(Chief Design Officer)のポジションを設けることを発表しています。
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https://newspicks.com/news/1578624


という取り組みが行われているそうなのです。防府市でもちょうど『市の内部の人たちに"デザインとは何か"を学んでもらい、デザイン文化を根付かせる』取り組みが行われていますが、こういう「前例のないプロジェクト」を成功させるには、やはり、ひとりの力では限界があります。



先日、昔の映画で「荒野の7人」というのをなぜかぼんやりと(リアルタイム世代じゃないですよ)思いだしたのですが、ぜひ、「凄腕のデザイン関係者をあと少なくとも5〜6人」は防府にお連れしたいなぁなどと思うのであります。


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荒野の七人



イギリスの事例、フィンランドヘルシンキ市の事例を見ていただければ一目瞭然ですが、こうやって自慢げに公開している「幸せますブランド デザインガイドライン」も、サービスデザインという見地で言えば、全くのスタートラインといえます。



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デザインとは「これまでのことに関わらず(或いは、これまでのことを守りながら)これからをつくる」ものであることや、「複数プロジェクト、複数ミッションを繋げて続ける」ためのツールであると言うことが理解されていないからではないかなとと思っています。



(本のことを書くとまた、宣伝かと怒る方がいらっしゃるのですが)上記のようなあまりにも理解されていない「デザイン」のことも含めて『生まれ変わるデザイン−持続と継続のためのブランド戦略』は書かれました。是非、お手にとっていただければ幸いです。



【編集後記】

直前のお知らせとなりましたが、来週の月曜日、六本木の蔦屋さんでトークショーが開催されます。ご予約席は限りがありますが(念のためお問い合わせください)、当日、直接会場にお越しいただいても書店さんのイベントなので大丈夫ということです。

本イベントは、ビジネスパーソン向けということですので、地域ブランディングだけでなく

・女性向けのデザイン(ピンク色とかは使わない)
・新商品開発と既存ブランドをシナジーさせるデザイン戦略
・コストを下げて、ブランド認知を向上させる「バリューイノベーション」
・ロゴから展開させて、物販や空間デザインに拡張する「エクステンシブルデザイン」
・生き物のようにロゴをダイナミックに展開させる「ダイナミックデザインアイデンティティー」

等のお話もする予定です。
会期  2016年06月20日(月)
時間  19:30~21:00(開場19:15~)
場所  2F 特設イベントスペース
主催  TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
参加費 対象書籍 定価2,000円+税
共催・協力  ビー・エヌ・エヌ新社
申し込み方法 03-5775-1515 お電話にてご予約を承ります。
ぜひ、ふるってご参加ください。会場でお目にかかりましょう✨️



【編集後記2】

デザインガイドライン(Webのスタイルガイド)導入実績は、モリサワ(紙媒体では使用)でなくフォントプラスです。
ちなみに、

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http://fontplus.connpass.com/event/20604/


こんな素敵なセミナーに実はお招きいただいたりしており(デザイナー必見!)、非常に勉強になったのですが、なぜかそのときの写真が全く無くて


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https://www.facebook.com/azami.night/

こんな、あほな飲み会風景しか見当たらなかったため、本文に挿入しづらくなってしまいました。(生明さん関口さんタキオノ先生、ごめんなさい!)記録写真って大事ですね。。。。



それでは、六本木の蔦屋さん、ご都合あう方は是非、これからスケジューリングしてくださいね。心よりお待ち申し上げます。


みなさま、良い週末を✨️

by ujipublicity | 2016-06-18 09:07 | ブランド構築とアイデンティティ
「Scalable Identity System(R)」商標を登録しました
「新規事業」「事業再生」「事業規模の異なる複数プロジェクトのイメージ統合」「老舗リ・ブランディング」「地域ブランディング」などにも有効な(ブランド・アイデンティティ・デザインによる)ビジネスにおける問題解決のためのデザイン戦略フレームワーク「Scalable Identity System(R)」について、この度、商標を登録いたしました。

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【お知らせ】[Scalable Identity System]商標を取得致しました | UJI-PUBLICITY
http://www.uji-publicity.com/news-release/1496/
デザインをブランド資産化するための時間性戦略を伴った、デザインガイドラインおよびブランドデザインのシステムについての名称「Scalable Identity System」につきまして平成28(2016)年4月商標権を取得、手続きが完了いたしました。
商 標: 「Scalable Identity System(文字商標)」 識別番号:110001184号
出願人: 株式会社 ウジパプリシティー
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直訳すれば、「拡張可能なCI/VIシステム」のような感じになるのですが、これらについて

  1. エピソード(ストーリー)
  2. ストラテジー(デザイン戦略)
  3. 開発手法
  4. デザイン・マネジメント
  5. デザインガイドライン作成

と、順を追って解説したのが新刊『生まれ変わるデザイン-持続と継続のためのブランド戦略』となります。(先日、おかげさまでやっと校了いたしました!いえーい!ヽ(´Д`;)ノアゥア...)

特徴的なのはこのシステムにおける「デザイン・ガイドライン」です。これは(次のブログエントリーで詳しく紹介しますが)複数年関わって先日やっと完成した、山口県防府市における地域ブランド(デザイン戦略)における取り組みにおいてもすでに採用・公開されています。

私の知る限りですが、市の行政でこうこうこういうときのタイトルは「秀英明朝体」を使ってね、とか「ヒラギノゴシック」にしてね(もちろん斜体や袋文字はダメ)なんていう「地域ブランドのためのデザインガイドライン」を持っているところは全国における先駆けではないでしょうか。


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書籍の冒頭には、福島県会津下郷地区に実存する『創業天保元年 笹屋皆川製菓』の新商品開発のエピソードが書かれているのですが、実際には、順調に新商品開発は進まず、苦労の連続となり・・・・

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(・・・・詳しくはぜひ、本書を読んでくださいね!)
いよいよ発売です!
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『生まれ変わるデザイン-持続と継続のためのブランド戦略』
ウジ トモコ (著)


【編集後記】
昨日は、新規事業のデザインコンサルティングで福島県の白河に、そして、今日はなんと、新刊の冒頭エピソードに登場する会津下郷の『笹屋皆川製菓』に行ってきます。
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6月6日(月)に開催する「デザインマーケティングカフェ」に笹屋皆川製菓さんがおまんじゅうを持って、かけつけてくださることが決定しました!

基調講演、新刊にまつわるデザイン戦略ポイントセミナー、豪華ゲストによるデザイン・トーク(クロストーク)だけでもかなり豪華なラインナップとなっておりますが、会の終わりにじゃんけん大会をします。(新刊を持ってきてくれる売れっ子もいらっしゃいますw)

デザインによる問題解決にご興味がある方はもちろん(豪華景品目当ての方もぜひ)6月の第1月曜日は、六本木ミッドタウン(デザインハブ内)インターナショナルリエゾンセンターへ。

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もともと、お酒を飲みながらデザインについて「みんなで言いたいことを言う」みたいな緩い会なので当日ふらっときていただいても全然オッケーなのですが、お得な前売り券という物がありまして、もう、残り少なくなっているようです。ぜひ、この機会にお誘い合わせの上、お買い求めくださいね。

こちらは、この前のエントリー
【開催】第9回 デザインマーケティングカフェ「デザインの価値とデザインジャーナリズム」

にも、詳細情報を載せています。当日は、日本酒やビール、ワイン、ソフトドリンク、軽食などが用意されています。熱いデザイントークとともにお楽しみください。会場でお会いしましょう!



by ujipublicity | 2016-05-25 07:40 | ブランド構築とアイデンティティ
一升瓶60本、250個超の升を使ったオシャレな効き酒BARが代官山に限定オープン! #福島美味
福島の美味しいものがぎゅっとキュレーションされた「福島の美味しいものベストキュレーションフェア」代官山蔦屋T-SITE GARDEN GALLERYで2日間の限定オープンします。
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(ショップデザイナーの吉竹徹 さんから許可をいただいて、スケッチを公開しています。)
「福島の美味しいもの」からよりすぐりを集めた「ベストキュレーションフェア」を開催いたします。
福島の銘酒をとり揃えた「利き酒BAR」が限定2日間でオープン。斬新なデザインの伝統工芸品(大堀相馬焼、会津漆器)展示即売や会津下郷直送しぼりたてのミルクでのバター作りイベント、みそを使った体験講座(みそボール)、美味しいもの物産展の開催など、多くの方に楽しめる内容となっております。
どうぞお誘いあわせの上、ご来場ください。皆様のお越しをお待ちしております。http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2015/11/post-18.html

告知からすでにチケットが売り切れというイベントもある大人気のイベントとなっています。(ということで、デザインや販促を鋭意お手伝い中です......ぜぇぜぇ)


やはり今回の目玉はこちら・・・

福島を知る、愉しむ。利き酒BAR「福・島・美・味」
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前売り券をお求めの方にはロゴ入りの「酒升」プレゼントもありますよ。効き酒のキュレーションは南相馬市出身の効き酒師でウェブデザイナーの遠藤岳史さんと福島美味の呑兵衛チームがタッグを組んで、素晴らしいラインナップをご用意しました。
①11/28(土) 11:00~15:00 味わい酒セレクトタイム [味TIME]
ちょっと一杯。素敵な出会いはいつも日本酒から(味=味わい酒セレクトタイム)
山の井 雄町50(会津酒造)
山の井「黒」(会津酒造)
あぶくま 特選純米(玄葉本店)
自然酒 純米原酒(仁井田本家)

②11/28(土) 16:30~20:00 女性向けセレクトタイム [美TIME]
女子力をあげる福島酒セレクト(美=女性向けセレクトタイム)
風が吹く「赤」 純米吟醸生酒(白井酒造店)
一歩己(いぶき)純米原酒(豊国酒造)
天明 純米無濾過生タカシ米坂下山田(曙酒造)
snowdrop(スノードロップ)(曙酒造)

③11/29(日) 10:00~12:00 おとな酒セレクトタイム [福TIME]
大人のたしなみ、福島時間(福=おとな酒セレクトタイム)
磐城壽(いわきことぶき) 純米吟醸(鈴木酒造店)
国権 純米「てふ」(国権酒造)
廣戸川 純米酒 悠久の里 石背(いわせ)(松崎酒造店)
国権「銅」純米吟醸(国権酒造)


④11/29(日) 13:00〜15:00 日本酒ビギナー向けセレクトタイム [島TIME]
ビギナーにも安心の日本酒クオリティ(福=日本酒ビギナー向けセレクトタイム)
廣戸川(ひろとがわ) 特別純米(松崎酒造店)
十ロ万(とろまん)無濾過生詰(花泉酒造)
ロ万(ろまん)純米吟醸無濾過一回火入れ(花泉酒造)
飛露喜(ひろき) 特別純米(廣木酒造)
私も終日会場におりますので、是非ご来場の際はおこえがけくださいね。そして、今回はさらにさらに魅力的なイベントが目白押しです。


金子牧場 しぼりたての新鮮ミルクで手作りバター体験
http://daikanyamabutter.peatix.com/

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ロゴデザインを担当している会津下郷「金子牧場」さんのしぼりたてミルクでつくる「手作りバター体験」も見逃せません。物産展で金子牧場さんの商品は、いつもあっという間に売り切れちゃうんですよ。濃厚ですっきりとした味わいのゴールデンヨーグルトやしぼりたてチーズ(ストリングスタイプ)も是非お試しくださいね。


【みそボール作り体験】
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みそ汁エヴァンジェリスト小野敬子先生のみそレッスンも大人気。代官山はすでに売り切れのようなので、ご興味のある方は、当日券でお並びいただくか二子玉川ライズでのイベントに是非お早めにお申し込みください。


【お酒の味が変わる魔法の酒器(大堀相馬焼・陶吉郎窯)】
こちらも自信作。モダンで洗練された大堀相馬焼の窯元、近藤学さんの選りすぐりの酒器を展示・販売を行います。限定品ですので数には限りがあります。ぜひ、お早めにお求めください。私も買っちゃいます☆
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昨日、届いたばっかりで、まだ、写真撮影が終わっていないのですが

【伝統工芸師が創る福島美味オリジナルデザイン会津漆器】

も限定展示販売いたします。フレンチから和食、中華まで使い勝手を選ばない30cmの大皿と、今回、特別に「オリジナルロゴ・家紋入れカスタマイズデザイン三段重」もご用意しました。こちらも数に限りがありますのですぐになくなっちゃうかもしれません。ゴメンなさい。

と、いうことで、ぜひ多くの皆様のご来場をお待ちしていますね!


【福島の美味しいものベストキュレーションフェア】
2015年11月28日(土) - 2015年11月29日(日) GARDEN GALLERY
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福島美味プロジェクト
http://www.foodbrand.do-fukushima.or.jp/

代官山蔦屋T-SITE GARDEN GALLERYの紹介ページ
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2015/11/post-18.html

福島美味フェイスブックページ
https://www.facebook.com/fukushimafoodfair2012/




【編集後記】
北見・札幌から始まり、昨日は山口県は防府市をお尋ねして、いよいよ今週の最終目的地の鹿児島に到着しました。

今日は、地元企業の方を対象にしたデザインセミナーで登壇します。鹿児島はもうなんとなく、市民感覚(?)が身についてきたので、今日は「かご電」で移動してみようと思います(基本的に、方向音痴なので、実は今日初めての挑戦だったりしますが)。。。

飛行機の旅も、新幹線の移動も(自分で運転して車とかも)割と嫌いじゃない方ですが、ローカル線というのはなんとも言えない楽しみがありますね。おっと、そろそろ時間です。それでは、今日も元気で行ってきます!

皆様もどうぞ良い週末を☆




by ujipublicity | 2015-11-20 12:51 | ブランド構築とアイデンティティ
オリンピックのデザインはなぜ揉めるの?〜発注のグランドデザイン不在と「不気味の谷」現象〜(追記あり)
 ちょっと仕事がバタついていたので2週間ほどいわゆる「ネット断ち」をしていたところ、打ち合わせなどリアルでお会いするノンデザイナーな方それぞれに「オリンピックの件がやはりよくわからない」と毎日のように質問されるので久しぶりにブログを書いています。

 国立競技場のデザインコンペに始まり、ボランティア活動の衣装デザイン、オリンピックエンブレムのデザインと2020年の東京オリンピックに向けてデザインが次々に発表され、そのどれもがネットで話題になっているようですね。


【バラバラなイメージのデザインが次々と発表される2020東京オリンピック】

 このブログで触れておきたいのはそれぞれのデザインが良いか悪いかとかいう話ではなくて、アウトプットされたものからはっきりと見て取れること、それは「グランドデザインが不在のままデザインの発注が進んでいたのではないか、という懸念です。

 グランドデザインとは全体構想のことですが、これをもっとわかりやすく、広告デザイン業界でよく使う用語のたとえば「トーン・アンド・マナー(トンマナ)」=それのもつ雰囲気や世界観の視点から見比べてみれば、デザインに全く縁のないノンデザイナーの方でも、今回、選考されているのデザインのそれぞれが全く違う方向性に向かっていること、つまり、発注者がはっきりとしたデザインの方向性(ディレクション)を持っていないということは一目瞭然です。



【誰もがなんとなく感じ取ってしまう雰囲気や空気感】

 それぞれのデザインが持つ空気感、なんとなく醸し出す雰囲気、つまり「トーン・アンド・マナー(トンマナ)」というのは、誰でもが感じるうる共通の印象・認識ということになりますが
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たとえば、国立競技場(ザハ案)は「近未来的」とか「流線型」とか「先進的」
といったそんな感じになるでしょうか。


一方で、エンブレムのデザイン案は
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アルファベットをモチーフに「レトロモダンな」とか「和柄っぽい」とか「シンプルでグラフィカルな」感じでしょうか。(作者も亀倉雄策氏へのリスペクトを公言されていましたし。)



また、ボランティア活動ユニフォームデザインについて言えば、
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何系のハイファッションなのか私には残念ながら解説できませんが、素人見からすると幼稚園の園児の制服のような感じもあり(すみません..)「未来的な感じではなく、レトロモダンな和風でもない」ことだけははっきりと理解できます。

 つまり、2020年東京オリンピックを開催するにあたり、その基準となる「グランドデザイン」が制定されていないままデザインの発注業務が行われている様子が見てとれます。ひとつのイベントのために選出されたそれぞれ(競技場・エンブレム・衣装)のデザインに何の「一貫性」もないからです。



【誰のためのオリンピック?

 では「限られた予算」「限られた時間」を最大限生かす一貫性のあるデザインは、どうやって導けばよいのでしょうか。その目的を達成するための「グランドデザイン」や「デザインガイドライン」はどのように作ればいいのでしょうか。先ほどの「トーン・アンド・マナー(トンマナ)」の書籍にはデザインのディレクションを明確にさせるためとポイントとして次のように書いています。
すべてのデザインには出発点があり、ゴールがあります。
 デザインの出発点、つまりスタートとはそのデザインでなければならない「根拠(起点)」であり、ゴールとはそのデザインがもたらしてくれる「(望むべき)未来=目的」です。

 たとえば私個人の立場から言えば「オリンピックをきっかけに多くの人に日本を知ってほしい、日本に訪れてほしい」という期待があります。そしてついでに、日本を好きになってくれて、日本のものをいっぱい買って帰ってくれたらいいなぁと思っています。それは現在、東京の老舗のグローバル対応や地方の名産品のブランディングなど複数のプロジェクトに関っていおり、「インバウンド」と呼ばれる観光対策にもとても期待しているからです。
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 先日、生まれて初めてドバイ(1セット10万円のヨックモックがバカ売れしているらしい…)を訪れた際に強く感じたのですが、日本の車や工業製品は有名でも、食品を始め文化的なものの多くは未だ世界に知られてはいません。

 そういった意味で言えば、デザインのエレメント(要素)やスタティックな(静的な)意味での「カタチとしてのデザインの類似性」が適切かということはさておいて、佐野氏の提示した「デザインの方向性」には大きく共感できます。(「デザインの方向性(ディレクション)」とは、みんなでいっしょにあっちに向いて行こうよ、と皆が迷子にならないように導いていくコンセプトや戦略のことです。)



【赤ちゃんが感じる不気味の谷】

 一方で、デザインや形状の類似性リスクについては、拙著『伝わるロゴの基本』の中で、「赤ちゃんが感じる不気味の谷」という論文を引用して解説しています。
(参考:母親と他人の狭間—赤ちゃんが示す「不気味の谷」現象を発見— )
 
 人間には生後6ヶ月で「本物(のお母さん)」と「偽物(のお母さん)」を区別する機能が備わっており、知財や意匠などの観点から言えば、その個人が本物だと認識しているものがすでにある場合、時系列的に後から存在する類似性はそれにとっての「不気味な対象になりうる」ということです。
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 こちらについても、このような「不気味の谷現象」が起こることはやむを得ないということを理解した上で、プロジェクトの主催者・デザインの発注者がどのように考えるかということは大きなポイントです。

 つまり、自分たちのシンボルが何処かの誰かのデザインと似ていても別にいいのか(いや似ていないんだから別にいいでしょう?と考えるのか)、法的にたとえOKであっても「類似性が気持ち悪い」と言われることをリスクと考え、オリジナリティーを追求しよう(方向性はいいのだからさらに別の形状を追求していこう・・!)と考えるかは発注者の判断次第となります。



【誰にでも理解できる、正しいデザインの使い方】

 国内には名だたるデザイナー、クリエイターは多く存在していると考えられます。一方で、このような行政主体のイベントでなかなかデザインがその威力を発揮できないのは、デザイン発注者の知見不足が原因ではないか?と私は考えます。

 昨年、ご縁があって山口県防府市の「ドラマ館」のサイン計画のプロジェクトにアートディレクターとして参画する機会をいただきました。その時に、やはり、グランドデザインやデザインディレクション、デザインガイドラインの重要性をお話ししたところ、ほんの2時間の会議で「よくわかった」「考え方が変わった」「何をするべきかわかった」「もっと早く始めていればよかった」という声をいただき感動した記憶があります。

 大切なのは、誰にでも理解できる「デザインの正しい使い方」を共有することではないでしょうか。デザインのセミナーなどをさせていただく機会には、小・中学校からのデザイン教育の重要性をお伝えしています。みんながみんなデザイナーになる必要はありませんが、現在社会を生き抜く上での知性や教養としてのデザインは必須です。



【制限はクリエイティブの神】

 今回、様々な問題が浮き上がってはいますが、逆風や制限があればこそ、クリエイターやデザイナーの力の見せどころではないか、と強く感じます。突破口がない、と思われる壁を容易くぶち破ってくれる問題解決の技術こそ、デザインがもつ潜在能力であり、近年になって期待されているデザイン思考による仕事の在り方のひとつです。

「オリンピックが開催されたら多くの観光客が訪れて、日本酒とか、和菓子とか、日本製品が売れたらたらいいなぁ〜」などと妄想しつつ、週末や深夜にコツコツと仕事をこなしているデザイナーのひとりとして、関係者の方のご苦労を察しつつ現場担当者の方には最後までエールを送りたいと思います。



【追記】

Facebookで教えていただいたのですが、こんなニュースがありました。やっぱりなかったんだ(グランドデザイン!)。。。

遠藤五輪相は5日、東京五輪・パラリンピック特別措置法に基づく政府の基本方針について、「年内にはしっかりしたものを作っていきたい」と話し、初めて策定時期に言及した。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20150906-OYT1T50023.html
政府の五輪基本方針策定、遠藤五輪相「年内に」
ちなみに、こちらは素晴らしいコンセプトを発表されていましたね。
ザハ・ハディドアーキテクツは新国立競技場の工事費を抑え、価格に見合った質、耐久性を持ち、サステイナブル(持続可能)な建物にするための新しい入札方式を喜んで受け入れます。
このプレゼンテーションはこの特別な東京の敷地において最もコンパクトで効率の高いスタジアムとするために、過去2年間に渡って十分に検討された新国立競技場の設計概要を詳しく説明したものです。
ザハ・ハディドアーキテクツと日本の設計事務所が共同でデザインを手がけた新国立競技場は、私達チームの持つ過去のオリンピック、ワールドカップそして国際大会を開催する様々なスタジアムの設計を通じて得た知識と経験を全て活かしたものです。
日本の国民と政府が、過去2年にわたって現在のチームにかけた時間、努力そして投資を有効に使えば、2020年のオリンピック・パラリンピックに先んじて2019年には世界の観客を日本に迎えるために新国立競技場の完成が可能です。そして将来幾世代にも渡り、日本のアスリート達とスポーツ愛する人々にとっての新しいホームとなるでしょう。

https://vimeo.com/137305168
→ビデオプレゼンテーションとレポート―新国立競技場 東京 日本


ぜひ、ご覧になられることをオススメします。







by ujipublicity | 2015-08-03 06:00 | ブランド構築とアイデンティティ
森の中のおそば屋さんが「窯元」だったお話 (天翔そば)#福島美味 #会津下郷
トンネルを抜けて、森や沼をめぐり、「天翔そば」というおそば屋さんに連れて行っていただきました。

デザインやブランディングのお手伝いをしております「福島美味プロジェクト」の取材&会津下郷ブロガーツアーの一環です。
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そしてこちらは、おそば屋さんなのですがなんと「下郷十文字焼天翔窯 窯元(かまもと)」でもあるんです。「窯元」ってみなさんご存知でしょうか。

陶磁器の窯を持っている製造メーカーさんのことですよね。私の両親のお仲人さんは陶芸作家の先生だったので、ものごごろついた頃〜小学生くらいまで、平塚にある窯元にはよく連れて行ってもらったことを思い出しました。

おそばを待つ間に、お仕事場をちょろっと見学させていただきました。
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上は灯油釜?でしょうか。下は薪釜?ちゃんと聞いてこなかったので、もし、次に伺う機会があったらきちんと聞いてこようと思います。雑然としてますけど、なんかかっこいい。

粘土をこねて、乾燥させて、素焼きにして、上薬りを塗ってまた焼いて...手間はかかりますがすごく愉しいです。残念ながら、大人になってからは陶芸そのものにご縁がありませんが・・・。

子供心に強烈に覚えているのは、両親の仲人だった釜元さんで、薪釜から電気釜に変えたところ「呉須(ごす)という上薬りの鮮やかな蒼い色がさっぱり出なくなった」という事件です。何せ子供ですから細かい事はわかっていませんでしたが「電気釜」を絶対に許せない、憎いやつなんだと信じていました。

(たぶん、まったくの誤解だと思います、ごめんなさい。)

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こちらのご主人がこちらの窯で焼いた器をそば屋さんの中で売っています。使いやすそうな、日常的な食器が多く飾られていました。

(あんまり高くないけど、このお値段でいいのかしら。。。)
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そうこうしているうちにお野菜の天ぷらがきました。右の紫蘇っぽいのはこちらの名産の荏胡麻(えごま)。こちらでは「じゅうねん」ともいわれています。

荏胡麻の種子からとった荏胡麻オイルはオメガ3(αリノレン酸)を豊富に含むためセレブやダイエッターにも大人気ですね。手前が金時草。これがしっかりとした野性味溢れる深い味。自然の恵みを頂いているという気持ちになり、とても満足。
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おそばの横にちょこんとなめこおろしがついてきます。なめこがけっこうワイルド!
ちなみに、この時は、ツアー一行で、同じメニューとおそばを頼んでいるのですが・・・・
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みんな器が違うんです。なんだか楽しいですね。
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おそばは、そば粉が十に、つなぎが一の“十一そば”ということでしたが、都内などで食する同じスペックのものより、いっそうワイルドな感じがしました。器の効果もあるのかもしれません。

(ちまたの本によると、人間の感覚は視覚的なものからいろいろと錯覚を呼び起こすそうですから・・・)
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私たちが訪ねた時は、ちょうど、こちら、猿楽台はそばの花が満開を迎えていました。なんという清々しい。心癒される風景でしょう。



いつまでもぼんやりとしていたいような、脱力感の逆というか、身体がふわっと軽くなるようなやさしい空気があたり一面を包んでいました。



(あ、そろそろ新そばの季節かな。)




お蕎屋さんで窯元さんである「天翔そば」すごく素敵なところでおススメしたいのですが、ついうっかりというか、お店のエントランスの写真なんかを撮影し損ねてしまいました。


が、同行されていたブロガーさんの記事中にしっかりありましたので、ご興味を持たれた方は、ぜひそちらもどうぞ。メニューや地図なども詳しく書かれています。



[N]「天翔そば(会津下郷)」森の中の隠れ家そば屋で懐かしい味の蕎麦に涙した #福島美味 #会津下郷|
http://netafull.net/fukushima/047945.html

見逃してはいけない、森のなかの看板のない蕎麦屋「天翔そば」 #福島美味 #会津下郷 | ライフ×メモ
http://lifememo.jp/trip/aizu-shimogo4/

福島の「会津下郷」、都心から近くて温泉・お蕎麦・紅葉ありで1泊旅行にぴったりだと思う: Blog @narumi



【編集後記】

今回は、ロゴやパッケージデザインのお仕事と情報誌の取材を兼ねて「下郷周辺の自然や文化、名所を知る」ツアーに同行させていただきましたが、地域ブランディングの場合、一製造メーカーだけではリーチできないスケール感をそのマスターブランド、すなわち「地域(ブランド)」に光をあてる事で得る事が可能になります。

この取材ツアーのようなフィールドワークも含め、デザインリサーチ、エクスペリエンスデザインといった私の専門分野の周辺と、専門であるブランディングや視覚マーケティングのつなぎ目を新刊『視覚マーケティング戦略』では、しっかり書いたつもりです。「シェアしたくなるPRやデザインのコツ」なども書いていますので、デザインディレクターの方のみならず広報の方もぜひどうぞ。

まだ、発売の二日めなので少ししか回れていませんが、都内大型書店のマーケティング新刊のコーナーではきちんと目立つ場所においていただいていました。(ありがとうございます。)

いつものことですが、執筆の佳境と仕事の繁忙期って重なってしまいまして、バタバタとしてしまいご迷惑が及んだ方、本当に申しわけありません。(倍以上にして必ずきちんとお返ししたいと思います!)発売前から注目していただいた方もありがとうございます。

ぜひ、多くの方に手にとっていただければ幸いです。






by ujipublicity | 2014-09-28 07:30 | ブランド構築とアイデンティティ
カラーマネジメントの超基本3原則
「セミナーをやりました!」みたいな記事が続いてしまいましたので今日はカラーのお話です。

図はデザインを担当した機能的名刺入れ「harrytoree(C)」のイメージと広報・PR 活動の同一性を保つために規定した特色カラー名とウェブカラー。(他にプロセス4色の指定もありますがこれは企業秘密で、理由があって公開していません。)

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カラーのマネジメントはブランドの特色を印象的に訴求し、認知度を高める上で大変重要です。すべてのツール、メディアに展開可能なカラーマネジメントのためにもデザインのガイドライン制定は超推進中。ブランドの持続継続には必須のアイテムですからね。

ところが意外にも「キーカラーなら決めてある」けれども「カラーマネジメント」や「デザインガイドラインの制定」はこれからです、というプロジェクトは多いようです。ウェブサイトや空間デザインを実施するにはキーカラー以外に、必ずさまざまなカラー組み合せる必要があります。セミナーなどでもとても質問が多いので「パレット」という考え方を含めて「基本の3パターン」を紹介します。




【pattern1 一色訴求(戦略)】
「何色を使うか」と同じかそれ以上に大切なのがロゴイメージから導きだされる色数のマネジメント

一色訴求とはその名のとおり、キーカラーをメインに展開するイメージ戦略のことです。一見、簡単なように思えますが、同業者や同カテゴリーのサービスにおいて、先行しているブランドが使用していてすでに市場で認識されている色は使えません。デザイナーやデザインマネージャーはクライアントの好みや主張だけではなく、市場のカラー頒布領域を理解しておく必要があります。
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pattern2 多色訴求(戦略)】
キーカラーとサブカラー、あるいは選び抜いた数色の組み合わせで少ない色数でも印象的な表現

一色訴求に対する、キーカラーに対して異なる色相のサブカラーあるいは組み合わせカラーを持つ訴求表現です。多色使いのロゴ事例としては、IKEA、Tully’s Coffee、BURGER KING、BaskinRobbins31などがあります。思い浮かべるとどれも個性的で、ロゴを中心に印象的な店舗演出をしていることがわかります。
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【pattern3 パレット訴求(戦略)】
たくさんの色があるけれども、何かしらの統一感があり全体としてはバランスがいいのがパレット訴求

1~2 色ではなく5 ~6以上のコンセプチャルな色の定義を持ち、場合によっては色数が増えたり減ったりするものです。代表的なものとしては、アドビ社のCreative Suite などがあります。サービスや製品ラインアップが不定期に増減したり、ロゴそのものに拡張性が求められる場合にもニーズがあります。自由で汎用性があり、かつ同一カテゴリーに見える「パレット」という考え方です。(先のハリトレーの事例も同じです。)
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デザインガイドラインで意外に難しいのは、1と2のパターンです。ウェブサイトであればリンクカラー、空間デザインであれば壁や床の色、グッズのデザインであれば例えばシャツの地色など、ブランドの規定色を指定する事はほとんど不可能の場合は多くあります。

少なくとも自分のブランドが1色キーカラーのみしか制定されていない場合は、ブランドカラーを引立てるサブカラーなどを数色規定しておく事は必須でしょう。

ご興味をお持ちになられた方、もっと詳しく知りたい!というかたは『伝わるロゴの基本-トーン・アンド・マナーでつくるブランドデザイン-』にも書いていますのでぜひ書籍の方をご覧ください。⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4766124995



【編集後記】

台風、予想以下で本当に良かったですね!いよいよ夏も本番。みなさまどうぞ良い週末を☆



by ujipublicity | 2014-07-11 17:44 | ブランド構築とアイデンティティ
【デザインで都市の未来は変えられるか?】地元高校生も巻き込む山口県防府市の「地域デザインプロジェクト(幸せます防府ブランド)」
山口県防府市商工会議所のお招きで、防府市の地域デザインとブランディング(グランドデザイン)について考えるセミナーにデザインマーケティングの講師として登壇させていただきました。

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防府市には菅原道真公が祀られた防府天満宮があります。セミナーの前日に、市内視察とともに寄らせていただきました。日本最古の天満宮でもあり、北野天満宮(京都市)、太宰府天満宮(太宰府市)と共に日本三天神と称せられています。この日はちょうど七夕の飾り付けが美しく彩りを添えていました。

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今回お招きいただきました、[防府商工会議所]では、[防府商工高等学校]「防府市」とも連携して地域のブランド力を強化する防府ブランド「しあわませます」プロジェクトを推進中。日本ユネスコプロジェクト未来遺産にも登録されています。

地元の高校生が地域にブランディングに戦力として参加しているのはずばらしいですね。防府商工高等学校にもお伺いさせていただき、校長室で校長先生やご担当される教諭陣とお写真を撮らせていただきました。

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防府市には、規模の大きな工場地帯と2つの港があり、見たことの無い多数大容量のコンテナが大量に運ばれ積まれる壮観な風景もあります。そして中心市街地には先ほどの防府天満宮や商店街など、文化の異なる区域が存在しています。

「地域ブランド」の推進には、いくつかの高いハードルがありますが「らしさの表現」「持続継続」などと同等に、異なる地域の特色をどう繋ぐのか、繋げるデザイン(印象統一と連携のストーリー)は一つの課題ではないでしょうか。

市内をひととおり見せていただき、職員の方に少し大胆な提案もしてみました。「市政、地域デザインの一つとしてのサイン、そしてのフォント(文書などに使う日本語の書体ももちろん含めて)の統一」です。

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パリのシャルルドゴール空港などを例に挙げ、コミュニケーションデザイン、ブランンドデザインの立場からではありますが、高校だけでなく、行政や経営指南に携わる組織からも一丸となってデザインリテラシーの向上に努めていただきたい、そのために都市のサイン計画のデザイン性向上にも取り組んでいただければと。なぜなら、デザインに対する理解や実行能力は、国際社会にブランドとして必ず伝わる「都市の知性」そのものだと思うからです。

企業や商品ブランド、あるいは美術館図書館といった施設の単位では、こういったこころみは普通ですが、行政でのVI(ビジュアルアイデンティテイ)導入となれば、日本でもまだ珍しい試みのはずです。ロゴだけ、キャラクターだけという単発プロジェクトではなく、ウェブも紙も空間もイベントも町そのものも・・・となったら素晴らしいと思います。

当日は50人の高校生、30名の議員さん(商工会議所所属)、他にもデザインマーケティングやブランドプロジェクトに関わられる職員の方、日頃教鞭をとられるご担当の先生方にもご聴講いただきました。(セミナー終了後に許可を得て記念にとらせていただきました。高校生がいっぱい!)

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こちらでは、実は日頃からデザインマーケティングの授業などにも力を入れていらっしゃるそうで、しかも教科書に『デザインセンスを身につける』をご採用いただいていました。ビジネスセミナーで指定教材に自著をご指定いただいた事は何度かありますが、高校生の学生教材としてご採用いただきました事は本当に光栄な事だと感じています。(ありがとうございます!)

こちらのプロジェクトは、外部の専門家の知見を積極的に取り入れ、かつ市民自らの手で協力し合って持続継続力のあるブランドプロジェクトを推進中ということです。都市デザインにご興味のある方、あるいはご専門のみなさま、ぜひご利益多き防府天満宮もあります防府市に、近くお出かけになられてみては如何でしょうか。



山口県防府市トップページ
▷http://www.city.hofu.yamaguchi.jp/

防府商工会議所

防府ブランド「幸せます」





【編集後記】

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街中(商店街)になぜか「カジュアルな昭和館博物館」のようなものがあり(笑)ブランドプロジェクトの他に「お笑いのプロジェクト」もあるのだそうです。


ちなみに防府は「鱧」の産地としても有名で鱧のフルコースをいただきました。お刺身、すり身、天ぷらなどはもちろん、肝や浮き袋といった珍味もすばらしくここはぜひフルコースをおすすめです。かまぼこ、生ういろう、葉山葵(はわさび)もこちらの名産品です。防府にお越しの際はぜひチェック!

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天満宮の近くのお蕎もおいしかったです。商工会議所の議員、職員のみなさま、二日間、大変にありがとうございました。




by ujipublicity | 2014-07-09 14:48 | ブランド構築とアイデンティティ
JR福島駅(西口)に福島美味ショップがオープン! #福島美味
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JR福島駅西口に福島美味ショップがオープンしていました。デザインを担当している「福島美味ブランドプロジェクト」事業の一部で、福島美味のシンボルマークやデザインガイドラインのコンセプトを踏襲し、店舗のデザインもお手伝いしています。(施工と設計は仙台の会社が担当されています。)

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「ブランドにおける動的ロゴ(Dynamic Identity)活用」 については、前回の記事でも書いた通りですが、こちらのショップでも、ブランドロゴ+キーカラーでデザイン展開されたバンダナやショッピングバックが使用されています。

ちなみにフェイスブックでチェックインした際にお友達に教えて頂いたのですが、福島駅の駅ビルにはスーパー銭湯があるそうで、帰りに確認してみたところ本当にありました!!(うっかり早く打ち合わせが終わってしまったときなどに立ち寄ってみたいと思います。)

こちらの方に立ち寄られる機会があれば、スーパー銭湯はもちろん(笑)福島美味ショップの方もぜひ除いてみてくださいね。中のショップは定期的に交替されているそうです。


福島美味ブランドプロジェクト
福島美味|FACEBOOK

(Design Firm: Uji Publicity Inc. , AD:Tomoko Uji , D: Akiko Shiratori , Asistant Art Director : K.Matsuzawa , Web Development : Plus Movement Inc )



【編集後記】
この日、こちらでは、ちょうど日本橋のアンテナショップなどに出展される漬け物やスイーツ、味噌などを中心に商品の選定会が行われていました。取材用にお話を伺ったり写真などを撮らせて頂きつつ、少し試食もさせてもらいました。

ひとことで味噌といってもさまざまな製法、成分、味の特色などがありますね。まさに、効き酒ならぬ「効き味噌体験」でした。職員の方曰く、みそ汁などは組み合せる出汁の量や種類で、さらに味の深みは変わるそうです。食材の選定や気の効いたレシピひとつで新しい世界が広がりそうな予感がします。
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福島の食の情報については、私も東京に住んでいるのでよく分かりますが、多くの方が「情報が足りない」と感じているようです。私自身もそう思います。

福島美味ブランドプロジェクトでは、編集部による現地取材や職員の方の一次情報によるオリジナルコンテンツを中心にした、情報誌とブログを発刊予定です。レポーターやアンバサダーブロガーの募集などもありそうです。どうぞご期待ください。

それでは、みなさま、どうぞ良い週末を☆

by ujipublicity | 2014-06-20 09:18 | ブランド構築とアイデンティティ
アップルストア表参道オープニングからも見える「ブランドにおける動的ロゴ(Dynamic Identity)活用」の高まる重要性
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アップルストア表参道店が先日オープンしました。


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ティーザー(本編広告実施前の、一部情報を明らかにしないまま告知する広告手法)では、こちらの鮮やかなグリーンのロゴグラフィックが店舗工事中の壁面やウェブサイトなどに使われたのを見かけられた方も多いことでしょう。


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「あれ、アップルのロゴってグレーだよね?」「CIは大丈夫なの?」などとひょっとして思われた方はいませんか(笑)

実はこれ、業界では注目されている「Dynamic Identity Systems」といわれる、ロゴやシンボルマークをそのアイデンティティ(自己同一性)を保ちながら、動的に変化させていくCI/VIの手法のひとつなのです。


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最近の事例で特に注目されたのはメルボルン市(オーストラリア)のキャンペーンでしょうか。Mがさまざまな色やパターンで変化しながら、その「M」はむしろ印象的に、より象徴的に存在感を増しているところにその効果が見て取れます。
http://www.pinterest.com/pin/30891947417374572/

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モスクワデザインミュージアムのロゴもダイナミックアイデンティティにより、デザイン性が高くかつとてもユニークなものとなっています。(Dynamic Identitiesというタイトルの書籍の内容を一部、紹介します。)

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このダイナミックアイデンティティ(Dynamic Identities)の書籍については、残念ながら翻訳されておらず国内でも洋書が見当たりづらい状況です。が、E-bookのサイトでその多くの情報を公開しています。(良書ですのでおススメです。)
http://issuu.com/bis_publishers/docs/dynamic_identities?e=1201948/


けやき並木の表参道に新しいアップルストアがオープンするので、グリーンの若葉のロゴのグラフィックというのはとても分かりやすい表現なのですが、こういった自社の持つデザイン資産(ロゴなど)の有効活用は国内ではまだまだ希少な気がします。


知名度の無いものを少しでも注目させたい一心で、有名人やアイデンティティと異なるアイコンを使用する広告をまだまだ多く見かけます。PR効果を考えれば、一時的な数字はあがりやすいのかもしれません。一方でブランドの長期的な視覚戦略、すなわちデザイン資産を有効活用したブランドイメージの蓄積という意味では、自社ロゴをPRにも積極活用するのは悪くないアイデアです。(限定ロゴT-シャツなどはとてもわかりやすいですね!ゲットされたユーザーさんの多くが自身のタイムラインにアップしてその認知をユーザーサイドから高めていました。)


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近著『伝わるロゴの基本-トーン・アンド・マナーでつくるブランドデザイン-』では、リーン(省コスト/小さいスケール)スタートから初めて、ダイナミックに、また事業の成長にあわせて拡大解釈が期待できるロゴ(Scalable Identity System)のつくりかた、また、リ・ブランディングの手法などについてもステップバイステップで詳しく書いています。(まだご覧になっていないという方はぜひお手にとって頂ければ幸いです。)


担当しているデザインガイドラインの制作中に「オリジナルロゴジャガード」を何かに使いたいなといろいろ調べていたら、印刷技術の進歩で特注デザインのネクタイなどが1本から作成できることが分かりました。ロゴ1個をば〜んとど真ん中センターに入れたマグカップやT-シャツなどつくられる機会も多いかと思いますが、オリジナル(イベントロゴ)のデザインパターンにするとお洒落度はもちろん注目度&人気度がかなりアップします。

ロゴジャガードといえば、ヴィトンやグッチ、コーチなど有名ブランドをイメージされる方も多いかと思います。その価格帯やブランド価値については日本人の多くが知るところでしょう。

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(バーバリーチェックというロゴグラフィクを持つ「バーバリーブランド」を借りて市場を育て、けっきょくライセンスを失ったSANYO商会の最近のニュースは少し残念なものでした。)


一方で、自社ブランドのロゴを最初から機能的につくっておくこと(拡張的なアイデンティティシステム)についてはまだあまり広まっていないように思っており、すべての方にお薦めしています。しかも、その手法は大企業でなくては活用できないという種類のものとは違い、いたってシンプルで再現性のあるものです。


http://www.apple.com/jp/retail/omotesando/
アップルストア表参道店

http://www.apple.com/jp/retail/
アップルストア表参道店/ティーザー

http://www.amazon.co.jp/dp/4766124995
伝わるロゴの基本-トーン・アンド・マナーでつくるブランドデザイン-




【編集後記】

今日は、ワールドカップ日本代表の初戦。前半、本田選手の鮮やかなゴールで先制したものの、コートジボワールの神ともいわれるドログバ選手投入後、2点を失点。敗退に終わりました。家族はみんなサッカー好きなのでドログバ選手のことをよく知っていたようです。私はなぜか『ストーリーとしての競争戦略』というタイトルの書籍を思い出しました(><;)

あきらめずにここから立て直して、良い結果を出してほしいなと思います。私は応戦します!





by ujipublicity | 2014-06-15 13:06 | ブランド構築とアイデンティティ