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カテゴリ:献本&書評( 9 )
売るのではなくて売れるようにするための3つのステップ『なぜか売れるの公式』
マーケティングコンサルタントの理央さんから新刊『「なぜか売れる」の公式』を頂きました。とても、読みやすくてわかりやすい。売れるしくみを作るために大切な超基本の3つのポイントの、さらにさわりだけですが、ちょっと飛躍的解釈を織り交ぜつつ今日はご紹介しますね。


【1】天ぷらうどんの法則

「何を売るか」それをはっきりさせましょうということです。あれも売っていて、これも売っているという状態では、お客さんは商品を選べません。おすすめをきちんとつくり、また、価格だけで勝負してはいけないといいます。情緒的な価値にプラスして、社会的な価値をもおさえておくことが重要度を増しています。マーケティング用語で「商品(製品)戦略」などといいますね。
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(細かい説明はぜひ書籍をどうぞ。写真が天ざるですが、すみません。。。)
売れないものは、結局、なにをやっても売れません。「売れる商品」をつくりましょう。



【2】自転車の法則
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「誰に売るか」つまり、自転車を買う際にお金を払う(ことを決める人)は誰か、ということです。「ターゲット戦略」などはみなさんもよくきく言葉でしょうか。これをただ漠然と考えるのではなく「消費者」と「顧客」、つまりこれから買ってもらいたい人とすでに買ってくれる人、さらに「顧客の中の仮面」をきちんと分析して、それらのお客さんに「理想の顧客」になってもらうことが重要です。

そのためにも、自分の将来(未来)にとっていちばん良いお客さんには、然るべき方法でアプローチをかけなくてはいけません。(細かい説明はぜひ書籍をどうぞ。)




【3】脳をジャックする法則

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お客さんをほったらかしにしたままで、ある日、偶然、いきなり大量に買ってくれるということは先ずありません。「何かのために」「あるタイミングで」「買う必要がある」から買う訳です。

「買いたいな」あるいは「欲しいかも」という欲求や必要性をいとも自然に作り出さなくてはいけないのです。これらの「どうやって売るか」を売れる公式では「プロモーション(販売)戦略」から導きだします。

例えばもうすぐ愉しいクリスマスですよね(笑)!つまり、お買い物のシーズンです。この時に「思い出してもらう」ことから先ずは始まって、「欲しいモノリストに入れてもらう」ことも重要ですし、なにか良い贈り物は無いかなと考えていた矢先に「偶然に目につく」ことも重要です。また、商品の良さをずっと真面目に伝えた結果として「念願だったので購買を決意する」というアクションへ導くということもありそうです。
いずれにしてもまずは「負けないためにはどこで戦うか」がとても重要なのですね。(細かい説明はぜひ書籍をどうぞ。)



理央さんは「自信過剰の罠にはまってはいけない」と言います。




さて、あなたはだいじょうぶですか?

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「なぜか売れる」の公式 単行本(ソフトカバー) 理央 周 (著)



【編集後記】
そんな素敵なマーケティング戦略をわかりやすく教えてくれる『「なぜか売れる」の公式』の著者の理央周さん、間もなく新刊『ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術』を発売される徳本昌大さんと12/2(火)渋谷ヒカリエカンファレンスにてイベントを行います。
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【デザインとマーケティングのスペシャリストの3人が考える未来の創り方:新刊記念イベントin渋谷ヒカリエ】

すでに半数を超えるお申し込みを頂いているようですので、ご興味をお持ちくださった方、ぜひお早めに。クリスマスのシーズンですし、なにかプレゼントなどもご用意しようと思っています。ご参加の方の輝かしい2015年に貢献できるコンテンツをご用意してみなさまの多数ご来場をお待ちしております。

会場でお目にかかりましょう☆



by ujipublicity | 2014-11-26 10:43 | 献本&書評
〈デザインする〉とは何かがはっきりがわかる『CEOからDEOへ- 「デザインするリーダー」になる方法』
BNN新社さんよりCEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法 を献本頂きました。いつもありがとうございます。


(http://www.hotstudio.com/leadership/maria-giudiceより)


執筆者のひとり、ジュディース・マリアはデザインディレクターエクスペリエンス(体験)デザインが専門で1997年にHot Studioを設立。2013年、FacebookがHot Studioを買収したため、現在はFacebookでプロダクトデザインのディレクターだそうです。

そういえば日本では、女性でエクスペリエンス(体験)デザインが専門の方とかをあんまり、見かけたことありませんね。



もうひとりの執筆者、アイアランド・クリストファーはシリコンバレーのデザインリサーチ会社の先駆けとなったCheskinの共同創設者。デザインリサーチについてもまだあまり一般的でないかも。多くの企業では「ビッグデータ」などの「統計」が重要視されているからでしょうか。

クリストファー氏は、やはり2007年に同社を売却後、デザイン重視のテクノロジー企業の発展を支援するMix & Stir Studioの共同創設者としてスタートアップ企業を指導しているということ。「スタートアップ企業を指導するデザイン会社」というのも、そういえばあまり聞いたことはありません。

とはいいながら、実は先日、知人から某スタートアップ系のスマホアプリとそのアプリ制作者(founder)の方をご紹介いただく機会がありまして、デザイン面で出来ることがあればぜひ支援していこう!などとちょうど身内で話していたところでした。

「デザインで支援」というと大げさで、実際にはまだ「スミ(黒い)ケイが太いとダサイから、もういっそのこと白抜きで良いんじゃないの?」レベルのアドバイスを1回くらいしただけの、いや、支援にもなっていない気もしますが(汗)・・・

いろいろとタイミングが重なって、さまざまに思うところはあったわけです。


ということで、本書が発売になるすこし前からちょっと気になってチェックしておりました。


この本では、今までとは違うタイプのリーダーが必要になると言います。

変化を起こす
リスクを冒す
システム思考をする
直感力が高い
社会的知性が高い
さっさとやる(GSD)
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小難しい概念論ではなく、実話とエクセサイズが満載で、「笑って失敗する」「心の弱さを受け入れる」など、いわゆるデザイン書には決して登場しない(笑)自己啓発テイストのものもちりばめられており、そちら系のビジネス書好きの方にも楽しめる工夫がされていました。


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もちろん、デザイナー向けの本ではありませんが、デザイナー&デザイン関係者も必読でしょう。


まぁ、でも、実際に勢いがあって伸びている人(エース系)って、すでに、こんな感じじゃないのかな、とも思いました。



目次も貼っておきますね。

【目次
NOW
変化

ME
変化を起こす
リスクを冒す
システム思考をする
DEO紹介:カール・バス
直感力が高い
社会的知性が高い
さっさとやる(GSD)
DEO紹介:アヤ・ブデール

WE
コ・クリエーション(共創)
ネットワークとコミュニティ
メンタリングvs管理
DEO紹介:ジェシー・ジフ・クール
企業文化の構築
社員へのケアと特典
オフィス設計
DEO紹介:マーク・ドワイト

DO
前向きな情熱
専門スキル
問題解決
DEO紹介:スティーブ・ガンドラム
失敗の容認
職場での「遊び」
イテレーションと進化
DEO紹介:クリス・アンダーソン

BE
インテグリティ
謙虚さ
DEO紹介:エミリー・ピロトン
気前のよさ(寛大さ)
オリジナリティ

NEXT
将来に向けて

DEO紹介:マリア・ジュディース&クリストファー・アイアランド
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CEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法 単行本(ソフトカバー)¥2,808

ごいっしょにぜひどうぞ(PR)
問題解決のあたらしい武器になる視覚マーケティング戦略 単行本(ソフトカバー)¥1,706




【編集後記】
先日、いわき市の川前(かわまえ)にある宇佐見農園さんを訪ねました。こちらで採れる「地粉(じごな)=国産で地産の小麦粉でできたうどんの取材だったのですが、帰りに畑を見せていただく機会がありました。
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一面に広がるのはごぼうの大きく広がった青々とした葉っぱ。そして、大根、自然薯(ジネンジョ)畑。「台風で葉っぱがやられているのよ」と、農園の責任者である万里子さんがおっしゃっていたのですが、雨が降ってきたら傘になりそうな大きさの葉っぱにびっくり。

矢大臣といういわき最高峰の裾野に広がる高原野菜には、土地の特長である「寒暖差」によって、美味しさや栄養がぎゅっと詰まるのはもちろん、無農薬栽培を採用しているために、野菜に一切エグミや苦みがありません。

写真の2キロ以上あるんじゃないかと思われる立派な大根も、いわば、土地と気候と農園オーナーによって「デザインされている野菜」といえます。翌朝、卵焼きに添えて大根おろしにしていただきましたけど、エグミや苦みが一切無く、瑞々しい甘さで大変に美味しかったです。

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すでに現れているカタチ(表層)からその理由(深層)を導きだすのは、デザインリサーチ手法のひとつですが、この大きな甘い大根が出来るには、なるほどこういう工夫があったのか、という「カタチ(デザイン)と中身(コンテンツ)の関係」のことがよく分かり過ぎるフィールドワークとなりました。

あまり東京の人には知られていないと思いますが、夏井川(なついがわ)渓谷というのはかなりワイルドで、また、絵になるロスタルジックな線路沿いや無人駅なども景観にも風情があり、予想外の素敵なところでした。現地のご案内も大変にありがとうございました!また、訪れてレポートしたいですね。

by ujipublicity | 2014-10-12 10:56 | 献本&書評
『プロ・ブロガー の必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100』ブログ筋肉を鍛えよう!
『プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100 ファンにも検索エンジンにも好かれるブログ運営の極意』インプレスさんより献本頂きました。いつもありがとうございます!

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プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100 ファンにも検索エンジンにも好かれるブログ運営の極意

本当にごめんなさい、すみません。私、ここのところ、まったくブログを書いておりませんでして・・・おそるおそる、やっと開封しまして、手にとりましたところ(汗;)
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5章で合計100個の「アクセスアップのための」テクニックが分かりやすく紹介。「テクニック」というよりも「心構え」というか「心意気」みたいなものもあります。

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ソーシャルメディアでは「受け取り」、ブログで正式に「コミットメント」するというのは流石プロだと思いました。ソーシャルメディアは迂闊なコメントをして自分の首を絞める場ではなく、より多くの共感や実感を受け取る場所ですね。

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ブログライティングというか記事のつくりかたの基本も

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ワンランク上(?)というかアフェリエイトをみっちりやっているプロブロガーならでのテクニックも満載。たぶん、私のような、ナマケモノブロガーには100個のほとんどが役に立ちます。

忙しくて、気分が乗らなくて・・・と、ブログをなかなか書けない人がブログを書けるようになるためのアイデアやコツも紹介してありました。



明日から、いえ、今日からブログ書きます!
おすすめです。
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『プロ・ブロガーの 必ず結果が出るアクセスアップ テクニック100 ファンにも検索エンジンにも好かれるブログ運営の極意』コグレマサト (著), するぷ (著)



【編集後記】

そういえば、夏のはじめの方に「モンスターズユニバーシティ」という映画を観ました。とても良い映画でした。
http://www.disney.co.jp/monsters-university/home.html

あきらめないで、続ける事が大切ですね☆
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by ujipublicity | 2013-08-29 15:23 | 献本&書評
いいデザインとは?に対するひとつの明確な答え『僕らの時代のライフデザイン』
ダイヤモンド社 @yujin_ichikawa さんより献本御礼。とってもいい本だったのでちょっとだけ感想を書いておきたいと思います。
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書籍の要約はTravelBookCafeさんのこのエントリーが分かりやすい。
家やオフィス、家財道具を持たずに、1年間、旅しながら暮らすという実験プロジェクト「ノマド・トーキョー」を行った米田智彦さんによる著書です。本書『僕らの時代のライフデザイン』では、「セルフ(自)」「ワーク(職)」「リビング(住)」を3つの柱とするライフデザインについて、たとえば、『複数の自分を持つ「多アカウント」の時代』、『新しい寄り合い所』となるコワーキングスペース、都心と郊外の『多拠点生活』など、著者自身の経験や身近な人の体験をもとに、たくさんの具体的な事例が紹介されます。

僕がこの本で一番大切だと思うのは、不確実な時代にはこれまでとは違う生き方が必要だという認識です。

不確実な時代にはこれまでとは違う生き方が必要 『僕らの時代のライフデザイン 自分でつくる自由でしなやかな働き方・暮らし方』|TravelBookCafe


正直に言って「ノマド」「フリーランス」などの話題にはあまり触れたくなくて、できることなら避けておこうとずっと思っていました。

ちなみに、もうずいぶん昔のことになりますが、私は自分の子供が生まれた年に、私個人の希望とはずいぶん遠いところで会社を退社し、フリーランスになりました。(今ではフリーランスになっておいて良かったなと思う事もありますが、子供にはとりあえず就職を目指せ、と言ってます。)

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それからもうずいぶん前のこと、PowerBook 5300csというのに出会ってから、それ以来よく考えればずっとノマドワーキングについてはせざるをえない状況で、ずっとやっていましたし、違和感もないけれども逆に新しさも感じていません。



ところが先日、この本でふと、気づいたのです。「ライフをデザインする」ということについて。




私は子供の頃「デザイナーか絵本を描く人になりたいな」と思っていました。「デザイナーは歳を取ったらもしかしたらできないかもしれない」と思ってまずはデザイナーを目指しました。「結婚もして子供もいて、それで仕事もできたら最高だな。」そんな、子供の頃の夢みたいなものから、自分の人生をずっとデザインしてきました。

実際、「小さい子供を育てながら仕事も続ける」というのはそれなりに大変でして、しかも、それももうほとんど終わってしまいましたが、今度はその先の「おばあさんになって、孫に囲まれて絵本を描く」というイメージ年齢まではまだちょっと時間があり、そのまさに中間である「今」の人生の計画というかイメージが意外とすっぽりとない。。。今、自分は、人生をデザインしていない??




書籍の冒頭で、米田さんはこんなふうにやさしく語りかけます。

人生を変える様なヒントというのは、遠くの誰かが与えてくれたり、ここではないどこか遠くにあるのではなくて、自分の身近な足元に転がっているのではないか。そんなことを、ある日ふと思ったのです。


そして、黒いトランクひとつとハットというスタイルで、TOKYOという都市を旅する米田さんの実験がはじまります。




たぶん、実際に私がおばあさんになったら、それはそれで、のんびり静かに楽しく暮らしているんではないかなぁ・・・と思います。でも、今から少しの間、健康で元気に暮らせて孫のお守なんかもまだない今のうちに、なんかいろいろと「実験」できそうな気がしてきたのです!!この本を読んでいたら・・・・。デザインするって、確かにそういう意味もあるのです。


若い人向けに書かれた本だと思いますが、個人的には、若いうちは何か組織とか企業とかしがらみとかにいろいろと翻弄されてみてもいいと思っています。そこで学べることってたくさんあるし。また、今、大企業や組織にいる人も、もしもがんばれるなら所属企業を良くすることとか、大企業でがんばることを最後まで、できるのならあきらめないで欲しいと思っています。

というわけで、もともとフリーランスやノマドを推奨しているわけでなく、たとえ会社員であったりどこかの組織に所属する人であっても、いろんな意味でまだまだ人生を、暮らしを、仕事を「実験(しながらデザイン)」しようという人には良い読み物です。なんだかとってもワクワクしてきました。ノマド?フリーランス?という人にこそぜひ読んで欲しいです。良い本をありがとうございます。とりあえず、今日からまたがんばろうっと。



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僕らの時代のライフデザイン 自分でつくる自由でしなやかな働き方・暮らし方 米田智彦(著)




【関連記事】
ポール・ランド、デザインの授業(デザインとは関係である)
http://ujipub.exblog.jp/10044291/

『マリメッコの奇跡 』(美しい映像で綴られるデザイン経営によるブランド再生ストーリ)
http://ujipub.exblog.jp/17716037/



【編集後記】
ということで、自分の原稿がまだ終わっていないのでまたがんばってきます!そして仕事も山盛りだ。。

本を創るということは、私にとってはいつも「実験」であり「革命」です。書けば書くほどいろんなことが見えてくる、そして編集者さんに迷惑をかける・・・・orz
私の場合、実際の仕事と書籍の執筆は完全にリンクしているので、何か仕事で「これはすごい!みんなに伝えなきゃ。どうしても書かなきゃ」と思う事があると、どうしても更新してしまいたくなってしまう。。。

デザイナーという仕事と、執筆という仕事と、セミナー講師の関係は完全に「デザイン」されているんですね。それはとても幸せなことです。ああ〜、あともうちょっとなんだけどなぁ。。(宮後さん、迷惑ばかりかけて、本当にごめんなさい!!!あと少しですっ!)


ちなみに新刊は「ロゴデザイン」の本ですよ。どうぞ、ご期待くださいね☆
by ujipublicity | 2013-03-28 10:41 | 献本&書評
『おじさん図鑑』-個人の熱心な観察による興味深いおじさんの分類と数値評価-
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『おじさん図鑑』は、イラストレーターのなかむらるみさんが、およそ4年間に渡る観察、取材により、味わい深いイラストと写真を使ってまとめたその名のとおり「おじさんの図鑑」
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あちらこちらで既に話題のベストセラーですが、書籍の袖に「これからの人生を歩むヒントが見つかるかも」とあります。

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すでに読まれた方もたくさんいらっしゃると思いますが、個人的に注目したいのが48種類に分類したおじさんを5つのポイントで採点する「総合評価」。写真の「夏には欠かせない」「75点」と高評価なのは「白っぽいおじさん」


なかなか厳しい評価もあります。


なんとなく嫌なおじさん
・・・・・総合評価25点 コメント[もうおじさんだし、救いようがない]

うるさそうなおじさん
・・・・・総合評価35点 コメント[怒られたくないのでポイント低め]
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もう、笑いが止まりません・・・・(笑)

だって「うるさそうなおじさん」「なんとなく嫌なおじさん」がそもそも高評価のわけはありませんよね。この独特の分類自体がすでに、大変ユニークなのです(笑)。

ちなみに高評価のおじさんでおもしろいところはこんな感じ。

酔っぱらいのおじさん
・・・・・総合評価95点 コメント[おもしろさはNO.1]

お疲れのおじさん
・・・・・総合評価76点 コメント[応援する気持ちを盛りました]

あほ面のおじさん
・・・・・総合評価70点 コメント[極めれば有名人]

いわゆる「職業」や「役職」などにはさほどこだわらず「表情」や「態度」などのノンバーバルコミュニケーション要素、「習慣やくちぐせ」「出没する場所」などの行動観察でセグメントされており、いかにも女性らしい「印象による分類と評価」といえます。

これ、同じ人でもこんな態度だと(印象を持たれると)嫌われ、こんな姿だと(印象を持たれると)むしろ愛され応援されるという指針にもなりそうな気がしますが・・・・・


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さて、実は先日、慶應大学で教鞭をとられるジョンキム先生(注:ちなみにキム先生はおじさんではなくイケメンです☆)のお招きで"Technology Future Shock :Society,Policy and Innovation in the Digital World"という研究会にお邪魔させて頂く機会がありました。

ゲストバネリストであられる、マイクロソフト社のDan Reed氏からは、まさに「Technology Future Shock」ともいえる、ビッグデータの問題、周波数におけるホワイトスペース問題、クラウドデータ社会におけるプライバシーやセキュリティの問題など多岐にわたる先鋭的な考察と興味深い最新事例をお話し頂きました。

終わりの質疑応答だったかと思いますがDan Reed氏より「あまりにもテクノロジーの動きが速い、不確実要素が多いインターネット社会」という状況下における「中長期的成功」のためのヒントをいくつかくださいました。特に印象に残った、氏の回答をひとつご紹介します。

「そもそも、人間とはどういうものかということを知ること」




『おじさん図鑑』の書籍の帯には「すべての若者に捧ぐ」的なことが書かれていましたが、なかむらるみさんのような、人間を愛をもって深く観察する視点と姿勢は若者に限らず、特に早い動きが想定される場面での中長期的な計画を立てる際にはいろいろと参考になりそうな気がします。

ほかにも、ご紹介したいおじさんが山盛りなのですが、これ以上はネタバレになってしまうのでご興味のある方はぜひアマゾンでなく、できれば書店さんでぜひ手に取ってみてくださいね。

それではみなさん、どうぞ良い週末を。


【編集後記】
『おじさん図鑑』をご紹介頂いたのは、SHIBUYA TUTAYA BOOKSのTさん。よく新書のランキングに入れて頂くので、版元さんに無理をお願いして先日(というかかれこれ2、3カ月ほど前ですが)お訪ねさせて頂きました。レジ横のサブカル棚はなんだかドキドキするラインナップで、Tさんはじめ店員さんも若い女性が多い印象です。

こちらのジャンルにご興味がある方はもちろん、渋谷駅のハチ公口目の前の交通至便な書店さんですので、待ち合わせ場所などにもおすすめですよ。Tさんはツイッターの中の人もやっていらっしゃいますので、入荷情報やランキングに興味のある方はぜひフォロー☆

http://twitter.com/shibutsutaBOOK
by ujipublicity | 2012-04-13 17:53 | 献本&書評
『「超」入門 失敗の本質』 “日本に欠けているグランド・デザインの視点”
ダイヤモンド社様より献本御礼。
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『「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ』は累計52万部の組織論の名著『失敗の本質』を23のポイントでダイジェストで解りやすく紹介している「敗戦に学ぶ」組織論であり経営戦略の本だと思いますが(テーマそのものは非常に重いです)、私のようなブランディングやデザイン担当者も含め、中長期的な視点で結果を出したいと望むプロフェッショナルであれば、今もっとも注目すべき新刊の中の紛れもない一冊。

不勉強でお恥ずかしい限りなのですが私は原著を読んでおらず、著者の鈴木博毅さんの書籍もはじめてですが、読みやすさもさることながらともかく面白くて一気に読んでしまいました。

「状況が実態より良いようなフリをすることは、最終的にほぼ確実に破滅に繋がる」

本書のわりと最後の方で中で紹介される、『なぜリーダーは「失敗」を認められないのか―現実に向き合うための8の教訓』からの一文ですが、ブランディングのためのデザインとは「水増ししてよく見せる」ことでないということは、今までの自身の著作の中でも再三触れてきました。まさに、実体験として既に持っている「失敗の本質」のひとつです。

いかに優れた戦術で勝利を生み出しても、最終目標を達成する事に結びつかなければ意味はありません。戦略のミスは戦術でカバーする事はできない、とはよく指摘される事ですが、目標達成につながらない勝利のために、戦術をどれほど洗練させても、最終的な目標を達成する事はできないのです。(「超」入門 失敗の本質より)


「戦略があいまいで、目標に繋がらない勝利に一喜一憂する」「グランドデザインの視点がない」など、厳しい指摘の連続ではありますが、では、もしも、それらの問題点に目をそむけてしまったらどうなるのでしょうか。それについては歴史的な「事件の記述」と共に語られていきます。
「戦略となる指標」を取り出すことをせず、「体験そのものを再現」することに執着すると、目の前の勝利と同じ型を追いかけることにつながります。


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下記も印象に残った部分です。

『失敗の本質』から推測できる、チャンスを潰す人物の特徴を三つ挙げてみましょう。

①自分が信じたい事を補強してくれる事実だけを見る
②他人の能力を信じず、理解する姿勢がない
③階級の上下を超えて、他者の視点を活用することを知らない

ノモンハン事件でも「真じたいこと(願望)」を補強してくれる事実のみを拾い上げて、逆に自分たちの思い込みに反する現実、兆候を示す情報はことごとく無視しています。

(中略)

このような重大な人的問題は、勝利を逃すだけでなく、避けることができたはずの大敗北を生み出すなど、たびたび日米戦闘の勝敗を分けることになっていきます。(「超」入門 失敗の本質より)

歴史的事実として、大東亜戦争開始時には、戦争に反対する日本人より、戦争に肯定的だった日本人の方が多かったたことが指摘されています。
「醸成された空気」の危険性を見抜けず、日本人が合理的な議論を放棄して猛進してしまった事実は、多いに反省すべき点です。これからの日本と日本人は、「空気の欺瞞」を打ち破らなければならないことを肝に銘じるべきです。(「超」入門 失敗の本質より)

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成功事例や美談ばかりを取り上げて現実社会に目を背けてしまったり、空気にのまれて同じ指標(トレンド/流行なども含め)ばかり追いかけてしまうというのは大変に残念ではありますがデザインの業界でも、いや自分自身の中にも思いあたる部分があります。いやはやなんとも…

自身の近著はもちろん、デザインマーケティングのセミナーなどでも折に触れてお話しているテーマではありますが「グランド・デザインの視点」を持つことの大切さ、そもそも「戦略とは何か」というかなりの難題がすっとコンパクトに入ってくる、わかりにくいその実像を実感を伴って知ることのできるという意味でかなりの良書ではないかなと感じました。

リーダー論が主題ではありますが、イノベーションを塞ぐ壁の正体から「集団の空気」の問題など、読み飛ばすところがまったくない、というか読みどころのみの詰まった一冊でした。ご興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね。


目次もつけておきます。

目次
●序章 日本は「最大の失敗」から本当に学んだのか?
ざっくり知っておきたい戦史
失敗例としての「6つの作戦」

●第1章 なぜ「戦略」が曖昧なのか?
01 戦略の失敗は戦術では補えない
02 「指標」こそが勝敗を決める
03 「体験的学習」では勝った理由はわからない
04 同じ指標ばかり追うといずれ敗北する

●第2章 なぜ、「日本的思考」は変化に対応できないのか?
05 ゲームのルールを変えた者だけが勝つ
06 達人も創造的破壊には敗れる
07 プロセス改善だけでは、問題を解決できなくなる

●第3章 なぜ、「イノベーション」が生まれないのか?
08 新しい戦略の前で古い指標は引っくり返る
09 技術進歩だけではイノベーションは生まれない
10 効果を失った指標を追い続ければ必ず敗北する

●第4章 なぜ「型の伝承」を優先してしまうのか?
11 成功の法則を「虎の巻」にしてしまう
12 成功体験が勝利を妨げる
13 イノベーションの芽は「組織」が奪う

●第5章 なぜ、「現場」を上手に活用できないのか?
14 司令部が「現場の能力」を活かせない
15 現場を活性化する仕組みがない
16 不適切な人事は組織の敗北につながる

●第6章 なぜ「真のリーダーシップ」が存在しないのか?
17 自分の目と耳で確認しないと脚色された情報しか入らない
18 リーダーこそが組織の限界をつくる
19 間違った「勝利の条件」を組織に強要する
20 居心地の良さが、問題解決能力を破壊する

●第7章 なぜ「集団の空気」に支配されるのか?
21 場の「空気」が白を黒に変える
22 都合の悪い情報を無視しても問題自体は消えない
23 リスクを隠すと悲劇は増大する

おわりに――新しい時代の転換点を乗り越えるために


『「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ』




【編集後記】
いよいよ4月になりましたね。今年は桜は遅めなのでしょうか。近所の吞川の桜のつぼみはまだ5〜6分咲きのように思えます。2月、3月は他にも魅力的な本がいろいろとあって、頂いたものはもちろんほとんど読んでいるのですが期末の忙しさも重なってほとんどブログを書けませんでした(><;)。ご紹介したい本はたくさんあるので、4月はがんばってブログも更新したいものです。
by ujipublicity | 2012-04-02 21:38 | 献本&書評
「モレスキン」人生を入れる61の使い方
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ダイヤモンド社より献本御礼。


モレスキン 人生を入れる61の使い方は、人気ブログLifehacking.jpの堀正岳 さんと共著の中牟田洋子さん、高谷宏記による「モレマニア」による?「モレスキンファンの集い」のような?・・・何やらすごく素敵な本。

というのも、この本の中身をまだ全然読まずにこれを書いているのですが・・・・


なぜってこの本、装丁がすごすぎる。


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角をとって丸くしてるのですがもちろん帯も丸い。

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あれですよ、「次世代マーケティングシリーズ」
とかとおんなじ縦長の

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普通のサイズより、タテに寸のばしのサイズで

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定価1600円なのに、なぜか本文がオールカラーなんですけど!!!(モレスキン社の「提供」とか、あったりするのでしょうか。)

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もう、フォーマットとかそういう雰囲気じゃないですね。1ページずつ、ちゃんとレイアウトされていて・・・

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よくよく考えてみれば「モレスキンファン」による「モレスキン宣伝本」なんだけど・・・・・。なにせ、1ページ1ページの、この、登場してくる「ノート」そのものがとても素敵なのですよね。


この春、映画「ソーシャルネットワーク」の影響で、facebookはかなりの新規ユーザー獲得したという話ですが、こういうコンテンツとしても素敵で、魅力溢れる啓蒙ものが出回ってしまうと、もう、本当に広告ではかなわないんじゃないかと思ったりします。しかも、完全な、『ユーザーマキコミ型』。登場しているノートの持ち主の多くが、ツイッターのアカウントを公開しています。


お好きな方は、今すぐワンクリックで。現物をみられたい方は、ぜひ、書店さんでお手に取ってみられるといいと思います。(最後まで、中身にふれずにすみません。でも、たぶん、きっと素敵な事が書いてあるのだと思います。)


いや、勉強になります。そしてオールカラーいいなぁ〜。

【追記】
という記事を書いた瞬間に、著者の堀さんからメッセージを頂きました。ツイッターで。
紹介ありがとうございます!実はこの本、モレスキンの協力こそあれ、提供などは一切なしで、内容も全て著者が呼びかけた投稿のみという恐ろしいつくりです。損益分岐点とか聞かないでくださいw 僕も知りたくないですww

https://twitter.com/#!/mehori/status/112003997321273344


メーカーは、ファンを大切にしなければなりませんねー。いや、「愛されて、なんぼ」ということでしょうか。ほんと、すごい☆





モレスキン 人生を入れる61の使い方 [単行本(ソフトカバー)]

堀 正岳 (著), 中牟田 洋子 (著), 高谷 宏記 (著)
by ujipublicity | 2011-09-09 12:19 | 献本&書評
『模倣の法則』
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社会学者ガブリエル タルドの主著『模倣の法則』は、一昨年末から昨年のはじめにかけて読みふけって、非常に感銘を受けた一冊。正直に言って、いつもはもうちょっと軽めの本を読んでますが、ちょうど昨年のこの時期、トンマナ(トーンアンドマナー)の本が刊行されたばかりのころで、「なぜ、日本のデザインや広報(特に企業サイトなど)のトンマナは、同じ方向に、似たような雰囲気に流れてしまいがち、というかそれを望まれる事が多いのだろう」という疑問が頭を渦巻いていて、ずっともやもやとしていた時にたまたま書店で目について手に取ったもの。


もちろん、この書籍から得るものは「デザインのトンマナ」などを遥か上回る深い考察に満ちているのだけれども、少なくとも、なぜ人々は「差異」には、向かわず、「模倣」に向かうのか。退屈でありきたりな風潮に飲み込まれていくのか。また、工業製品に限らず、どうして同じようなデザインのものばかりが量産されてしまうのか、等という私の愚直な疑問に鮮やかに答えてくれる。


文化や宗教がたとえ異なっていても「文様・装飾」や「パターン」は、着実に文化や生活の中に浸食していくという描写もリアル。まずは、形から浸食され、次第に意識まで染まっていくのですね・・・。


昨日、ある案件の打ち合わせで、デザインコンサルティングの依頼主の方に「おススメの本ありますかー?」と聞かれて『コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則』やら『グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略』『クリエイティブ資本論—新たな経済階級の台頭』その他最近の本等いろいろとをおすすめしたのだけど(打ち合わせ中に全部、携帯で即買いをされていてびっくりした!!)、あと、なにあったかなぁといろいろ思い出していて、ああ、そうだ『模倣の法則』の事はブログにも何にも書いていないなぁ・・・と突然思い出したのでした!



ノウハウ本ではありませんが、ブランディングやデザインマーケティング案件に携わる人にも参考になるところの多い書籍だと思います。制作サイドにいらっしゃる方にもぜひ。おススメです!



模倣の法則 ガブリエル タルド (著)  
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by ujipublicity | 2011-02-03 07:25 | 献本&書評
ポール・ランド、デザインの授業(デザインとは関係である)
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先日、勉強会でご一緒させていただいているいしたにまさきさんがご自身のブログ[mi]みたいもん!の記事の中でデザイナー以外は読まない方がいい『ポール・ランド、デザインの授業 』という記事を書かれてていました。


テキスト量は少ないのですが、私にとってはほとんど意味を読み取れない本でした。



たしかにそうだかもしれません(笑)。概念的な記述も多いし、専門用語はそのままで、著者や訳者は、もしかしたら「デザイン実務の体験共有」にはこだわっていないようのかもしれません。

ただ、たしかにわかりにくいのですが、とってもいい事が書いてあるんですよね。それで、もう、この際なので、かなり思い切って、ざっくりと超訳してしまおうと思います。


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by ujipublicity | 2009-04-13 23:25 | 献本&書評