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カテゴリ:戦略とデザイン( 17 )
3つのピンク -ほうふ花燃ゆドラマ館をぜひお訪ねください-
「ほうふ花燃ゆドラマ館」が先日オープンしました。山口県防府市は、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公「文」と素彦が終の棲家とした志士闊歩の地。縁結びやラッキースポットである「幸せますの街」としても知られています。
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今回は、特に屋外サイン、デザインディレクションの部分でお手伝いをしており、防府市の観光課のプロジェクトチーム、防府商工会議所の担当者の皆様や印刷会社のご担当者と怒濤の年末を過ごしました。

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実作業の多くを防府市内の制作会社が行なうため、必要最低限のデザインガイドライン作成とデザインコンセプトの共有をとても短い時間で行なったのですが・・・
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キーカラーがピンクというのも大変に独特です。今回は「花燃ゆ」主人公である「文」の生涯のストーリーから視認性/物語性/汎用性のあるカラーパレットとして3色のピンクを選択しています。

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http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/index.html

さて、みなさんはもう「NHK大河ドラマ花燃ゆ」をご覧になられましたか。「幕末ものは好きだけれども女性が主人公というのはなぁ・・」という方がもしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、やはり、幕末ものの熱いエピソードが満載の、とても心を奮い立たせられるタイプのドラマだと思いました。

「なぜ知りたいのか」「なぜ学ぶのか」「何のために働くのか」を自己に問う。私は好きですね。

ドラマの冒頭には「禁書(幕府によって読む事を禁じられている書籍)」をテーマにしたシーンが繰り広げられますが「薔薇の名前 特別版 [DVD]」という映画を思い出しました。映像がとても印象的な少し怖いけど美しい映画です。


春先に、ラッキースポットへの小旅行を考えられている方は、ぜひ「萩〜防府」の旅を(恋愛や縁結びのお願いごとにも効果大!)。

週末のチャンネルはぜひNHKを。

薔薇の名前は『小説』もおすすめです!


それではみなさま、どうぞ、良い週末を☆


【編集後記】

ちなみに「ほうふ花燃ゆドラマ館」をインターネットでググりますと、上記に紹介したものとはまったく異なるVIがでてきます(^^;)。
もちろん、これは・・・(汗;)大人の事情ということだと思いますが、防府市観光課のチームにもこのたびジョインいたしましたので、私の専門分野については、多少時間をかけてでも、知見の共有ができれば幸いです。

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がんばりまっす!



by ujipublicity | 2015-01-31 10:00 | 戦略とデザイン
エクスペリエンスデザイン(千葉工大/安藤研究室)とサービスデザイン(多摩美大/吉橋研究室)の卒制イベントに行ってきました
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(photo:多摩美術大学情報デザイン学科卒業制作展学生作品より)

千葉工大 安藤昌也先生の「エクスペリエンスデザイン」の卒展 と多摩美大 吉橋昭夫先生の「サービスデザイン」の卒制(情報デザイン学科/卒業制作展内) にご招待いただく機会があり、イベントに参加して来ました。

このどちらにも「デザイン」という言葉がはいっていますが、いわゆるグラフィックや広告計画における「デザイン」より広義で、かつそのどちらも企業の事業計画やブランド戦略に直結しているため、最近、業界でもとても注目されている分野ですね。



【エクスペリエンスデザイン計画】

安藤研究室 では、個人が主体であるUX(ユーザ体験)に対し、UXD(体験が再生産/量産されうるしくみ)が産業界の問題解決手段となるべく、日々の研究に取り組まれているようです。卒展も単なる学生によるパネル展示だけに留まらず、実業界のゲストや研究室からのスライドセミナーとコラボされており、大変に活気に満ちておりました。
異業種の知見不足の見学者にとって、見方によってはあいまいな着地にもなりかねない学生の展示ですが、こういった補講的セミナーあることにより、きちんとしたUXD理解への橋渡しになるのだなぁというところは大変に印象的でした。

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安藤先生の当日のセミナースライドは一般に公開されており、個人的には「UXのカタチ化のレンズ」というスキームが大変に分かりやすく、腑に落ちました。下図は「UXデザイン」と「ソーシャルデザイン」の解説ですが、UXが体験から関係をつくり周辺(場)に向かっていくのに対し、ソーシャルデザインは「周辺(場)」からの関係から「行為(心)」へと向っていくことが誰にでも瞬時に理解できます。(引用:http://www.slideshare.net/masaya0730/2-31795264
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エクスペリエンス(経験)が重要でプラットフォーム(場)が戦略になると分かっていても、いざ、プランニングに「構造力があり再生産可能な」エクスペリエンスデザイン戦略をとり入れる事に成功しているかといわれるとなかなかそうではないケースも多いように感じます。

持続継続性を目指す中長期のビジネス戦略を立てる際や、ブランドマーケティングや事業計画の立案においても、また、スマホ端末とリアルを結ぶプロモーション戦略など、さまざまなビジネスの現場でUXDの理解は有効な知見となるのではないでしょうか。
https://www.facebook.com/andoUXlab (安藤研究室活動報告会)



【サービスデザイン(情報デザイン学科)】

一方、吉橋昭夫先生 が教鞭をとられる多摩美術大学の情報デザイン学科も、私が多摩美(グラフィックデザイン科)在学中にはまだ存在していなかった学部です。情報デザイン学科のパンフレットのコピーにもあるように、「今まで」よりも「これから」に注目しているデザイン学部といえるでしょう。

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多摩美の情報デザイン学科の中には、さらに○○デザインというものがいくつかありますが、今回はご縁あって吉橋先生にサービスデザインの学生作品を中心に解説をして頂きました。

印象的だったのは、私たちが学生時代に課題をやるといえば、まずは大手の企業を推定していました。「経験」をデザインして「サービス」に繋げるというむずかしいジャンルであるが故かもしれませんが、故郷の離島をリ・ブランディングしたり、地元の公園を紹介する試みであったり、日常の生活に入り込むシーンを想定したアプリの開発など「身近なサービスデザイン」をテーマにしたものが多かったように思います。
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(photo:多摩美術大学情報デザイン学科卒業制作展学生作品より)

けれど身近な題材であるとはいえ、さまざまなサービスへの発展性が大きく期待できる「芯のあるブランドコンセプト」をつくるという意味では、サービスデザインの考え方は(社会に出てからこそ)役に立つだろうなぁと想像しました。「自分がつくりたいものづくり」ではなく「ユーザーにとっての大切なこと=体験」をデザインしていくいくんだ、というユーザー目線の企画力、これは本当にとても大切ですよね。

サービスデザインは特にマーケティング分野で熱い注目を浴びており、美大のデザイン科で取り組まれることはまだ珍しいようです。さまざまなご苦労があるようですが、まさにこれからのジャンルでありますし、かつ市場のニーズとしては大きいと感じていますので今後の研究室の活動に期待しています。
https://www.facebook.com/tamabi.yoshihashi.Lab (吉橋昭夫サービスデザイン研究室) 


【体験が価値をつくり、ブランドを築く】

今日は3月11日。東北大震災から丸3年がたちました。復旧作業が進む一方で「復興はあまり進んでいない」という声も聞こえてきます。相馬・双葉地域の避難民の方など多くの方が自身の「ふるさと」を失ったままの状況だといいます。

今日の日中、フェイスブックのフォロアーの方に教えて頂いたものですが

復興支援に必要な「開発」という視点ー「復旧」ばかりじゃ、意味がない。震災から3年経っても「復興」の気配がない理由|社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭|ダイヤモンド・オンライン

という記事を読みました。復旧ではなく「開発」だ、という視点には多いに賛同。失ったものを単に埋めるという発想ではなくよりよい「創造体験」を目指すことには大きな意味を感じます。復興を通じて素晴らしい未来がデザインできるようになるためにも「エクスペリエンスデザイン」の知見が多くのプロジェクトへ広まればいいなと心から思います。



(ご案内いただきました安藤先生、吉橋先生、ありがとうございました!)


by ujipublicity | 2014-03-11 19:53 | 戦略とデザイン
『マリメッコの奇跡 』
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マリメッコの奇跡 [DVD]は当時経営危機的状況に あったマリメッコを奇跡的に業績回復し、一躍世界のブランドやと躍進させる女性実業家キルスティ・パーッカネンと関係者へのインタビューニよって綴られるドキュメンタリー。

2003年頃のものだそうですが(日本でのDVD発売は2009年)、いわゆる「デザイン経営」というのでしょうか。自社のレトロデザインから活路を見出し、すでに意味をなさない古い業務習慣を改善し、インハウスデザイナーを含む従業員、新しいパートナーの証言と共に「躍進の奇跡」の軌跡を見せるストーリー。

途中、ジャーナリスト、雑誌編集者、金融や投資部門の専門家、パーティに招かれるセレブたちなどのコメントもインサートされていきます。

「言葉にしたことは行動する」
「毎日奇跡を起こす」
「責任と同時に自由がなければ」

経営者やマネージメント層が見るものなのかもしれませんが、デザイナーが見てもモチベーションがあがるものに仕上がっています。なにせ、キルスティは映画の冒頭から最後まで、創業者の経営理念と、それから「マリメッコ社のデザインは最高」「すべては従業員の功績」と言い続けていて、実際「売っているものは何か」「何を売ればいいのか」と言うものを切実に感じさせてくれるからです。

「全員の意見を聞いていても仕方がないわ」
「自分の責任は自分で取るの」

キルスティのインタビュー自体は、いわゆるカリスマ経営者とかカリスマデザイナーがすでに言っているようなものと大きくはずれるものではないのですがやはり存在感としての圧倒的なユニークさはとても印象的です。ただ、見終わってみて、最終的に記憶に残るのは『マリメッコ社のデザインの魅力』という演出・仕立てになっている・・・・かも。

冒頭インタビュー含め、湖のほとりにあるキルスティのハイセンスな自宅でおこなわれているようなのですが、これがまた、ため息のでる美しさ。さすがにおしゃれですなぁ。。

ちなみに記憶に新しいところで言うと映画『ソーシャル・ネットワーク』 がそうだったように、これらのドキュメンタリー映画が、つまり彼女の生きたことばが『マリメッコブランド』のグローバリゼーションにあたって多大なる宣伝広告に貢献したとは言うまでもないでしょうね。





「マリメッコの奇跡」54分/2003年/フィンランド語 [DVD]
ぜひ、週末にどうぞ。


【関連記事】
人気ブランド・マリメッコの歴史を描くドキュメント「マリメッコの奇跡」 | クリエイティブ | マイナビニュース  [2009/03/11]
▶http://news.mynavi.jp/news/2009/03/11/001/index.html
by ujipublicity | 2012-04-08 08:04 | 戦略とデザイン
『世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド』最も正しい(?)楽しみ方

ビジネス書を女性ならではの独特の視点と可愛いキャラクター『勉子』の4コマ漫画で紹介する『女子勉』ブログの勉子さんから、待望の新刊、世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイドを献本で頂きました!ありがとうございます!

すでに蒼々たる、書評家の大御所のほとんど(?)というくらいのブログでご紹介が終わっているくらい、注目の新刊だったと思うのですが、想定読者にやや近めの「女子目線」&「絵解き」に注目してこちらの新刊を紹介したいと思います。ふだんビジネス書はあまり読まない方、デザイナーさんにももちろんお勧めです!


全体を通して、4ページで1冊の書籍が紹介されており、それぞれに4コマのとても読みやすい漫画がでてくるのですが、


漫画書評だと思ってさらっと読んでいたつもりが、「ちょっとしっかり読んでみようかしら?」なんていう気持ちになったりすることがよくあるんですよね。ブログでもそうですが、私は特に4コマの中の「4つのポイント」に注目しています。


1)ギャップに注目する(世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド)
ポイント【1】
勉子の「ギャップ」に注目する。この「ギャップ」こそが、読書による勉子の成長の証。いわゆる「体験の共有(Experience Design)」と言うんでしょうかね。苦い成長もあれば、清々しい成長もある。ということで、まずは、私はこの勉子の成長の2コマ=「ギャップ」を見ることで、何となくなんですが「読後感」をイメージしているような気がします。



2)ナゾのキャラクターに注目!(世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド)
ポイント【2】
次に注目するのは、本編に登場しない、ナゾのキャラクター、すなわちテーマの可視化(Visual Abstraction)に注目します。なんと言うか、女子(女性)って、けちんぼというか早とちりというか、「はっきりしない問題なんか、考えるのもなんだか面倒くさい・・・」と言うような、ちょっとおおざっぱな所もあるような気がしませんか。そのくせ、はっきりとした「問題の可視化」に対しては、意外に潔ぎよく立ち向かってしまう。。。「そうか、こいつと戦えばいいのね!現実的に考えるわ!」みたいに感じでしょうか(笑)。そういった意味で、はっきりと「テーマ」をカタチにして見せてくれるのは嬉しいですね。



3)擬態語に注目する!(世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド)
ポイント【3】
「擬態語」に注目する。「擬態語」というのは、上の「ざざーん」、とか「むーん」とか、男性の書評にはほぼ登場しない表現だと思うのですが、これが「この本、自分に関係なさそうだけど読んでみようかなぁ・・・・」という気分(frame of mind)を盛り上げるのにとても良いのです。実際、私自身が選書しないなぁと思うビジネス書で女子勉さんの4コマ書評で購入にいたったはっきりとした理由って、実際よく解りません(笑)。「興味がなかったんだけど、なんとなく、読んでみようかなぁ」という感じで、「たまたま、気が変わって」読んでみたと言うのも結構あるんですよね。こういう気まぐれ的な行動は、もしかしたら女性独特なのかもしれませんが。

もっとよむ>>
by ujipublicity | 2010-09-20 21:54 | 戦略とデザイン
印象に残る一枚になるために。基本的な構図のパターン3タイプ
http://www.flickr.com/photos/whitehouse/

オバマ大統領、そしてホワイトハウスのPRは本当に秀逸で、いったいどういうチームでディレクションをしているのだろうと興味津々なんですが、目新しい事に挑戦するのはもちろんのこと、ベーシックなスキルが非常に高くクオリティの高いクリエィティブを実現しています。


今日は、広報でも広告でも(宗教画などもだいたい同じなのですが)「印象に残る1枚」になるための基本「構図」にトピックしてみます。

もっと読む>>
by ujipublicity | 2009-05-05 23:24 | 戦略とデザイン
なないろのクリスマス
広告代理店に勤めていた頃、民放テレビ局のディレクターさんが主催するある勉強会でファッションプロデューサーとして著明な故石津謙介さんの講演を伺う機会がありました。もう20年近くも前の事なのですが、今でも印象強く残っている石津さんの言葉があります。「おしゃれっていうのはね、TPOに合った服を着るっていう事なんですよ。」
今日の使えるデザインセミナーは、シンプルな赤いクリスマスカードが主役。TPOに合わせて「色を着こなして」変身させてみましょう。

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クリスマスと言えば・・・

赤とか、金とか、緑とか。そんな感じですね。昔よくシューズメーカーの店頭POPを作りました。クリスマスの配色って、シンプルでもインパクトがありますね。



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お洒落して夜のパーティ・・・

ならば、ちょっとドレスアップしたいですね。
リッチブラックとも言いますが、単色のスミ(black)でなく、プロセス4色の掛け合わせにちょっとしたグラデーションで、気分はゴージャスに。。


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ホワイトクリスマス

いえいえ、そんなぁ・・・。パーティだ、ゴージャスだ、なんて浮かれている場合じゃありません。クリスマスといえば、朝からミサ。
生成りのシェットランドセーターに、白い帽子と手袋。ちらちらと降り積もる雪。これが本当のクリスマスでしょう?



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クリスマスって楽しい!

楽しい気分を魅せたいなら、オレンジをつかってみましょう。
あ、いつの間にかこんなに雪が。
「白」を印象的に使いたいなら、背景色に気を使うとイイですね。


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そしてサンタは忙しい・・・

浮かれてばかりもいられません。クリスマスに働いている人も沢山いるんです(笑)
深いグリーンを装うと、なんだかトラディッショナルクリスマス。これはこれで、キライじゃありません。



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お父さんも忙しい

プレゼントも買わなきゃいけないし、忘年会におつき合い・・・。
ええっ?今日は勉強会?英語レッスン?大人はみんな、忙しいのね。
でも、「濃紺の夜」をまとえば、格調もワンランクアップ。大人ならではのダンディクリスマス。



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斬新さを装いたいのであれば...

クリスマス=(イコール)でない色を使うだけで、新しさが表現できますね。これでレイアウトやタイポグラフィーをクリスマス=(イコール)から外していけば、もっともっと過激に目立つ事間違いなし!クラブパーティでもいけちゃうかな。ただし取扱は要注意ですよ。使い方を間違えて、目立ったのはいいけれども、ちょっと外しちゃったなんていう覚悟も必要かもしれません・・・・。


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以前、ある企業の新製品のキャンペーンで「今回のテーマは赤です」という仕事がありました。「ハイ、テーマカラーは赤ですね。で、訴求のコンセプトは・・・」「はい、今回のコンセプトは赤です」「・・・・・。」


当時、まだ広告予算が多めにあった時代だったので、一流の撮影スタッフ、最先端の印刷技術、何ごともなく仕事は終ったように見えましたが現場では結構頭を抱えました。キーカラーを設定するのは重要ですが、それ以前に目的と概念が必要です。

「まさか」と思われるかもしれませんが企画書ベースでの立案ではあり得る頃です。それは色の話だけではなく、唐突な「ある要素」だけがまず先決めされてしまう、不思議な現象。実際、それに縛られるために現場はひどく困惑し、表現の幅を狭められたりするのです。

ファッションの話に戻りますが「赤いドレスがあるから着る」というような即物的な判断では、石津さんのおっしゃる「おしゃれ」とは程遠いということなります。

「赤いドレスにふさわしいシチュエーションがある」のでそれを「選ぶ」というような気持ちがデザインの発注はもちろん制作にも大切ではないでしょうか。目的やターゲットに合わせて色やデザインを使いこなしていただければ、効果も抜群。ぜひ、意識してみてくださいね。


関連サイト▼
石津謙介オフィシャルサイト
あわせてこちらも▼
農大ブランドのジャムトースト(AllAboutProfile)


--最後に—
VAVジャケット、とかIVYルック、とかって知ってました?(笑)
by ujipublicity | 2007-12-09 23:15 | 戦略とデザイン
ちょうどいい距離感
今は昔、といってもほんの十数年前の話です。私はある制作プロダクションでデザイナーをしていました。そして、朝一番の仕事は決まって「のり」を作る事でした。「のり」といっても食べる「海苔」じゃありません。紙を貼る「糊」です。
・・・「え〜っ、ほんとに??」ええ、ホントの話ですよ。だって、当時はマックとかPCなんて世の中には無くて、写植を切ったり貼ったりして、印刷物のデザインをしていたんですからね(笑)。

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先日、某有名編集者の方と名刺交換をする機会があったのですが光栄にもその有名編集者の方から『自分を変える!リセットそうじ術』という新刊を送って頂きました。

やっぱり「今時のデザインオフィス」はスカーッと片づいていないと!なんだか説得力もありません(笑)。仕事も立て込む一方ですが、フル回転しながらも「リセット」しなきゃと古い資料や終了案件などバシバシ捨てまくっていた時、ふと目に止まったものがありました。

「デバイダー」そして「ピンセット」

もしも、版下というものをご存じの方であるならば、それが何をする為の物か多分ご存じでしょう。そうです。いわゆる版下を作る為の道具です。

私はそもそも、広告代理店に新卒で入社していましたから、版下は「外注」する事ができる立場の人間でした。それをあえて、版下まで制作する「事務所」に給料ダウンさえ覚悟で転職したのには大きな意味があります。

フィニッシュを経験する事、デザインを版下まで制作することで「デザインのツメ」「デザインの精度」を極限まであげたかったのです。

前置きが長くなりましたが、今日のテーマは文字と文字の「ちょうどいい距離感」。ここからは、文字、少なめでいきまーす☆最後まで読んでくださいね。

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普通に組んだ文字(00)
「写研」育ちの私たちにも「モリサワ」の書体の精度が上がったのは非常に良く分かります。

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でも、普通に組んだだけでは、文字間(スペース)がバラバラ(01)
アドビイラストレーターを始め、DTPのアプリケーションには自動で「ツメ」の機能が搭載されていますが、やはり、日本語って組むのは難しいですね。

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optionプラス矢印キー→←で、ちょこっとカーニングを修正(02)
お〜、なんだかすっきりしていいですね。ちょうどいい距離感!

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さらに文字のスペースをあけると・・・(03)
あなたとはつかず離れずの間柄・・・なんていうのもありますよね。文字もただ、つめればイイってもんじゃありません。なんとなく、印象が変わって行くのって感じられます?

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ここからが「プロ」の領域といわれてますが・・・(04)
ちょっとスマートさ・・・を表現したいのであればここからのひと手間で大きく原稿がグレードアップしていきます。やる事まではここまでと同じ、ほんのひと手間で印象が「高級ホテル」並みにアップしますので是非チャレンジを。

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ほらね、凄く「高そうな」文字組になってきたでしょ!(05)
全く、世の中は便利になりましたよね。でも、私は「ワードしか持っていないからなぁ・・」という方は、DTPオペレーターの方に、ちょっと文字組みていねいにねって一言、声をかけておけば宜しいかと思います。

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文字の距離は=(イコール)対象との距離(06)
「買って買って!」「すぐに儲かる!!」系のアプローチに、この文字組みはもちろんお勧めできませんが・・・。業者からレイアウトが上がってきて、なんだかしっくりこないなぁ・・・と迷われた時、もっともっと高級感をだしたいとか逆にもっと対象に近づきたいなぁ・・・なんていう時には

「文字の距離感」が「使える」という事をちょっと思い出してみてくださいね。


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で、デバイダーとピンセット、やっぱり捨てられませんでした。。。
こういう道具を使って私が培ってきたもの。いえ、道具を使って仕事を覚える事で「感性を磨いてもらった」事を何となく思い出してしまい、逆になんだかじーんとしてしまった私です。そっか、こういう過去があるから今があるんだなぁって。もちろん「糊」はずいぶん前に全部捨ててしまいましたけどどね(笑)。

ともかく、仕事はたまる一方ですがリセットとリスタートは大いに成功!D社のT様、素敵な本のご紹介、ありがとうございました☆

▼関連書籍
『自分を変える!リセットそうじ術』
by ujipublicity | 2007-10-24 10:53 | 戦略とデザイン
ネコのキャラクターといえば・・・
2006年10月に新しいシンボルマークを導入し、「システム中心」から「人が中心」の企業に華麗なる変身を遂げ、躍進を続けるある企業から、自社のデータベースサイトのキャラクター制作の依頼を受けました。企業姿勢やサービスをユーザーにメッセージする重要な役割をもつ「使えるキャラクター」であることはもちろん「愛されるキャラクター」でなくてはなりません。

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ネーミングに由来する動物キャラクターをつくる

データベースのサイト名は
Custemer-Aid Technology & Service by Information 」
短くちぢめて「CATS」、すなわち今回のテーマは「ネコ」です。私たちは、まず、丸二日、3人がかりですでに世の中に出回っている「ネコ」のキャラクターを調べます。たとえ、わざとでなくても、出来上がった制作物が万が一何かに似ていたら、お客様に迷惑をかけてしまうからです。


「ネコらしいネコ」vs「人間味溢れるネコ」
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次はキャラクターのイメージとサイトのイメージを重ね合わせてのコンセプト作り。これを、キャラクターはキャラクター制作チーム 、サイトはサイトとやっていると・・・

関連記事▼
新会社設立/最短で最高のイメージを・・
でも、お話したように

費用も時間もざっと見積もって3倍。というか一緒に創ることでとてもパフォーマンスとしては高くなります。結局、インターフェイスは企業サイトと連動したイメージで人間味溢れるネコ、ということでこの2案に絞られました。


「マスターゲットにむける、穏やかで愛されるイメージ」
vs
「ピンポイントユーザーの心を捉えて話さない個性的で魅力的なネコ」




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個人的な好みでいうと、私はこのネコは大好きでした。
なんか、自分に正直に生きている感じ?もしかしたら、すでにどこかで出会っている、誰かに似ているのかもしれません。


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ちなみに最終的な結論として、私たちが選んだ結論はこちらです。


こういうレベルまでいったら、イラストの良し悪し、ではもうありません。企業が誰に向けて、何を発信し、どこまで繋がりを持っていくのかという視覚戦略の領域なのです。つまりイラストが良いか悪いかではなく

「人を中心としたオートメーションで、安心・快適・達成感を実現」

をより表現できるのはどちらか、という選択でしかありえないのです。



「このBLOG使える!」
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実際にサイトは公開されていますが、印象的なシーンをいくつかご紹介しますね。FLASH PLAYER最新版をすでにインストールされている方は、是非、ムービーもご覧ください。

かわいいです(*^-^*)。
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▼参考サイト
CATS-I ログイン画面


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by ujipublicity | 2007-10-06 14:44 | 戦略とデザイン
筋肉と知性を表現するには?
健康的に痩せたい、いつまでも若く美しくありたいと願うセルフイメージの高い女性に今、最も注目されているスポーツ「加圧トレーニング」をあなたはご存知ですか?
今回の使えるデザインセミナーは「筋肉(スポーツ)と知性の表現」がテーマ。なんと、青山のGOLDGYMまで行って、体験取材までやってきましたよ。ふぅ~。
いったいどんな知性がどんな筋肉を作るのでしょう?最後まで読んでくださいね。


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スーパーアスリートたちが集うGYM・・・

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正直言って、私自身、GOLD’S GYMにはちょっと興味がありました。

実は私、今まで3度も交通事故に遭ったことがあるんです。幸い、命に別状があるような事故ではなかったにせよ、頚椎を3度も痛めていますから、仕事がハードになったり気候や気圧の変化などによっては、頭痛や腰痛に悩まされることがあります。

最近は、ちょっとさぼり気味で通ってはいないのですが、以前はリハビリも兼ねて、結構きちんとしたパーソナルトレーニングを受けていた時期もありますし、最近ではスポーツジムでもきついと言われている「ボディシェイプ」というクラスに、時間さえあれば出るように心がけていたりもします。

何だかんだ言って、まぁ、要は「体育会系」なんですよね(笑)。

ちなみに今回、ブランド名刺を創るために取材体験をさせていただいたのは「加圧トレーニング統括指導者」の島田弘(しまだこう)さん。週一回のトレーニングで大きな効果を得るというそのパフォーマンスのよさが人気で、著名人、女性起業家などVIPクライアントも多いそうです。たとえば、今、申し込んだとしても、実際にトレーニングできるのは来年の3月から。なんと、ほぼ「6ヵ月待ち」なんですって。カリスマと噂される、島田弘(しまだこう)さんはちなみにこんなお方です↓

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リアルな現場で印象を体感する

私がゴールドジムで島田さんにお会いして感じた第一印象、それはなんといっても、『筋肉の質が、この人、やっぱり、違う!』ということです。
勉強家で知識意欲の高い島田さんとは実は、セミナーや勉強会の会場で何度もお会いしているのですが、常に穏やかで笑顔を絶やさず「セレブ女性を鍛え上げる人」って、こんなやさしい感じなんだぁ・・と、変に感心した記憶があります。

今回はゴールドジムという、いわば島田さんのホームへ押しかけていった訳ですが、やはり、思ったとおり!勉強会でお会いするキャラとはちょっと違う「カリスマトレーナー」としての島田さんがそこにいらっしゃいました。まわりのムキムキマッチョマンたちも島田さんに「一目置いている感じ」は歴然です。

しかも、なんだか、ストレッチの聞いた感じの濃紺のトレーニングウエアがやたらにお洒落!!お医者さんが白衣が似合うのと同じく、スポーツをしている人って、本当にトレーニングウエアがよくお似合いですよね。

最初はあえて、ざっくりつくってみる

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これは、私が実際に初回の提案で島田さんにお出しした名刺のラフデザインです。濃紺の「やたらカッコいい」トレーニングウエアと「強靭な筋力」そして「ロジカルな手法」。にこやかであったり、甘さのようなものはすべて切り捨て、その知恵と筋力を見せ付ける、そういったディレクションの中で浮かび上がってきたのが実は上の3案です。

実際、このときのメールで、島田さんと私の間にこのようなやり取りがされています


とりあえずざっと創ってみました。

3案ありますが、私の中のイメージは
○○さんのセミナーに来ている時のこうちゃんさんではなく、GOLD GYMでカリスマやっている「島田さん」のイメージです。

キーカラーを濃紺にしているのは、

「トレーニングウエア」のイメージ

黒も使っていますが
GOLD GYMのテーマカラーも黒だったし、
加圧のベルトも黒かったし、
なんか全体的に「強い」イメージを出したかったからです。

とはいえ、ものすごく強い人がやさしく丁寧に指導してくれる感じは、本人にお会いしたらすぐに分かるので名刺はそっちを強調しました。

表面はインパクトを出したかったので
お名前と(良くできているホームページの)URLだけです。

裏面も、資格の説明などは省き、プロフィールを中心とした
「カリスマの証」にしました。

捨て案はなく「どれもオススメ3案」です。
(原文のまま)

ちなみにこれが裏面。裏面は、ステイタスとエピソードをばっちりいれて、保有資格も表記、イラストも入れました。「見せて、感じさせた」所で「読ませて、納得させる」という方法ですね。

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イメージの密度を上げる

結局、強さの中にやさしさという中途半端な案は切り捨て、イメージの精度を上げる作業にかかります。実際、島田さんサイドからも、「似顔絵を前に入れたら?」「グラデーションを入れてみたら?」などのご要望がありました。

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なんとなくブランド名刺「らしく」なってきましたね。
スポーツグラフィック特有の質感や島田さんの「凄さ」が、肌で伝わってくるようになりました。意外だったのは表面にイラストが入っているのが結構「しっくり」いっているということ。私には思いつきません(笑)。実際、よく自分でも言っている事なのですが、イメージを大きく変える時やリニューアルする際は、あくまでもイメージの「バージョンアップ」。他人になってしまっては意味がないし、ころころ変えすぎるのは信頼を損ないます。「デザイン資産」を運用しなければ!


「客単価をさげてもいいの?」

実はこのあと、イラストの周りに「オレンジの炎を燃やしてみる」「文字色を暖色にしてみる」などの細かい調整もあったのですが、ここは品質とイメージ管理の立場からご助言をさせていただいています。

「スポーツトレーナー界のブルガリみたいな人が、このイメージだと安くなっていってしまう。お客さんの単価を下げるようなことをしてもいいの?高田の馬場のブルガリになっちゃってもいいの」と。(注:私はブルガリマニアではありませんが).

たとえば、島田さんのように、フィーも高く、人気も抜群であるならば、何も媚びたイメージを作る必要はないでしょう。

かといって、本人と「自己統一性」がなければ、ツールとしての切れ味はなくなってしまう。クリエイターの持ち味の鋭さを使えば、実は、カンタンにゴールにたどり着くことができます。でも、その顧客のイメージと摺り合わせながら精度を上げていかなければ、「赤の他人からは評価されるデザイン」であっても、「顧客のステイタスを上げるデザイン」になる事は不可能なのです。



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「このBLOG使える!」
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今回は、私が研究テーマとしている「視覚マーケティング」のお手伝いをしていただくために、最終的に2タイプ実際に持っていただき、周囲の感想を聞いていただくことになりました。
ちょっと見、よく似ていて、かつ「どちらもお奨め案」であることに間違いはないのですが、この二つの名刺には、実は異なる視覚メッセージが発信されています。

あと、これは2案ともなんですが、ご本人には内緒で(笑)、島田さんのある「強み」を視覚メッセージに埋め込んでいます。

いよいよ明日から、島田さんはこの新しい名刺をお使いになられるんだそうです。どちらに、どんな感想が寄せられるのでしょうね(笑)。

かなり愉しみな私です。

(2007年10月3日 追記)
昨日、島田さんよりメールを頂きました。

名刺、渡した人全員から
「かっこいい~」
と言われています(^^)v 」


こういうのはデザイナーをやっていて一番嬉しいことですね。
寝不足で、たとえお肌ががさがさになったとしても、
毎日があわただしくて、くつろぎの時間がなかなか取れなかったとしても、
「自分の能力や経験を生かして人様のお役に立てる」
こんな素晴らしい仕事はない、と思ってます。

島田さん、いろいろと、ご協力ありがとうございます!


▼参考サイト
週1回の加圧トレーニングで美しくなる

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芦屋の大先生

先週、大阪に行ったのですが、その翌日、芦屋では著明な整体の中西貴大先生のところに伺ってきました。

大先生..といいながら、中西先生は、あるセミナーの同期生で、親しくしていたいただいているのをいい事に、今回、ずうずうしく押しかけてしまったのですが、お時間のない中、二人丁寧に見て頂いたうえ、私の崩壊寸前の手首の関節の問題について、指摘と指導をして頂きました。

デザイナーにとって、手、そして目は商売道具。これが使えなくなっては、もはやデザイナーに生命はありません。

今回は先生へのご恩返しもかねて、中西先生の名刺を「使えるデザイン」に変えてみます。

使えるデザインセミナーでも名刺コンテンツはいつも人気がありますしね☆

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偉い人は、肩書が多い

そうですね。中西先生のように、偉くて、資格もお持ちで院長となると実はレイアウトは大変です。注意書きのように、見どころがたくさんあり過ぎるために、実際にはどこも目立ちにくい、という現象が起こりがちです。

実は私達が通っているその講座では、自分のプロフィールのエッジをたてる、と言う授業もあり、先生は新しい名刺を用意されていました。


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ずいぶんとすっきりしています。

肩書きも一本に絞られているし、裏面を使ってエピソードや顧客の評価が入っています。これなら、初めての患者さんも安心できそうですね。

でも「使えるデザインセミナー」的にいうと、これでもまだまだダメなのです。
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視覚でメッセージしていない、まだデザインを「使えていない」状態です。


まず先生、個人の名刺を、ざっくり要素半分くらい、カットしてしまい文字に強弱をつけて、カリスマ整体師らしく縦組のレイアウトにしてみました。

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ツールの感度をあげる

そもそも、先生はすでに偉いのです。偉い人が、営業チラシを手に一杯握りしめているなんて、見た目にもへんですよね。洗剤とか景品とか、間違っても持ってちゃいけません。ともかくにシンプルに、そして堂々と。ともかく先生は偉い人だ、ただもんじゃない、とうメッセージが名刺ひとつにとってもとても大切なのです。

以前、あるお仕事で当社の事例を「シンプルなのにインパクトのあるデザイン」と評価して頂いた事がありました。とても、ありがたい事ではありますが・・・私に言わせれば、シンプルだから、インパクトが出せるのです。



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好感のフォロー

確かに、正々堂々と立派なレイアウトになりましたが、実はとても大切なものを半分くらい削っています。そう、とても大切なもの。「0歳からの整体」エピソードです。0歳というのは、非常に重要なメッセージです。0歳がOKなら、「うちの10歳の子も大丈夫ね」「ウチの80歳のおばあちゃんも行けるわね」ということになります。

実際、私たちが帰り際に会ったのは10歳くらいの少年とお母さんでした。

いままだ、世間一般に認知されていないサービスというのは、とても価値のあるお仕事だと私は思います。マクドナルド創業者レイ・ロックの「Be daring(勇気を持って)、Be first(誰よりも先に)、Be different(人と違った事をする)」と言う金言にもある通り(『成功はゴミ箱の中に』レイ・クロック/ロバート・アンダーソン共著より引用)まさに、人がやっていない、誰よりも先に始めている素晴らしいサービスなのですから、それだけでビジネスカードをもう一枚、創る価値は充分にあります。

実際、日本でデザイナーという職業は、過小評価されていると思っています。名刺だったら、版下代だけだし、誌面も小さいから安くできたら安いほどいいなぁ・・というのがホンネのところでしょう。

本当のところ、名刺というのは、あなたが素晴らしく価値があって、他の人とは違うという事を強く印象づけながらコミュニケーションできる、最初の一手なのです。


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最初の3億円のデザインの話に戻りますね。
つまり、簡単にいってしまうと、ロゴやCIは企業を象徴して創ります。その象徴に、規範や行動が合っているか、と言う事を一元化するためにアプリケーションをつくっているのだそうです。

名刺や、小さいツール店頭や店舗、トイレやエントランス、すべてのツールにおいて、
「らしさ」が定着されているかってこと、、それががすなわち3億円なのです。

皆さんも、お支払いする金額はともかく、ロゴとか、名刺とか、これは3億円のイメージだなって想像してみてください。

もっと、魅力的な自分を「魅せる」ことができるはずです。

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by ujipublicity | 2007-09-06 03:21 | 戦略とデザイン