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優秀な女性社員獲得のためのWEBリニューアル
採用目的に関わらず、すべての女性向けのコンテンツ制作でいつも私が気をつけている事のひとつに「まさか、と思うほど分りやすく」というアプローチ方法があります。女性向けに「分りやすく」と言うのは非常に一般的だと思いますが「まさか、と思うほど」と言うのはいったいどういったアプローチなのでしょうか。

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<類は類を呼ぶ>・・・ともかく女性をビジュアルとして出す

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これは、あるE-コマースのベンチャー企業さんが採用のためにサイトリニューアルされた時にUJI PUBLICITYがデザインのお手伝いをさせていただいたWEBサイトです。
<類は類を呼ぶ>という、まさに基本中の基本ですが白いシャツの素敵な女性が「こんな風にイキイキと仕事をして輝いている私」を思い描く女性の潜在意識に視覚的にアプローチしています。(リニューアル前はイメージには確か、スーツのビジネスマンが歩いているような写真だったでしょうか。)

現在、こちらの企業は大きく事業拡大されて、このデザインはもう使われてはいませんが、それまではまばらだった女性の応募がこの時、なんと全体の90%まで占めてしまいました。対策として「とりあえず女性の写真を何でもいいから差し換えて」とお願いされてあわてて幾何イメージに差し換えたのを今でも良く覚えています。(下)

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えっ、本当に!?そんなカンタンな事で・・・・と、驚いていただけました?

もちろん、TOP以外のページにも女性好みの仕掛けは満載していいましたが、シンプルに訴求ポイントを絞っていった事は大変に良かったと思います。欲張りすぎるメッセージをページレイアウトに詰め込んで、大きくあたったという事は私の経験では一度もありません。

最終的に採用応募者数は社内の会議室には全く入り切らないほどに膨れ上がり、大人数が収容できるレンタル会議室を借りる事になったそうです。当然、当時のご担当者様から当社はとても高い評価を頂きました。


<類は類を呼ぶ/アレンジ編>・・・優秀な女性は優秀な男性が好き

そうかといって、今現在、女性社員がいないのに「輝ける女性イメージ」を看板に持ってくるのは気が引ける、と言う企業ももちろんあるかもしれませんね。
それでは「優秀な女性は優秀な男性が好き」というこれ又カンタンな法則を使われてみてはいかがでしょう。

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なるほど、その手があったか・・・・と、思っていただけました?

こちらは今春、やはり採用目的にリニューアルされたシステムインテグレーターさんのページです。http://tssquare.com
企業サイトと2本のブログをミックスさせていますが、インフォメーションと実績を本体の企業サイトから切り離す事で人の気配を出しながら、情報の更新が安易にできるようになっています。企業サイトとブログのキービジュアル連動をしていますので、いわゆる個人が発信をしているブログとは違い、企業メッセージを発するブランディングツールとしてブログがちゃんとお仕事をしていますね。
いきいきと仕事に燃える男性社員の姿がブログでライブに公開されると言う事は間違いなく、きちんと仕事をしたい女性のこころに響くはずです。当然、トピックされる社員の方達にも、気合いが入っていくことは言うまでもありません。
きちんとしたMTサイトを実装する事を考えたら、びっくりするくらい開発コストをおさえられるのも、経営者にとってはかなり魅力であるにちがいありません。

あっ、なるほど・・・・と、思っていただけました?

そもそも女性は男性に比べて「大きな決断」「高額な買い物」を、直感や本能で決めてしまう傾向があると思います。あなたの親しい女性友達(奥さん、あるいは仕事仲間など)が、こんな風なセリフを口にしているのを聞いた事はありませんか?


A)「もう、何がなんだか分からなくなっちゃったから決めたっ!」
(↑混乱している状態から)

B)「決めたっ!私これ買う。」(←スペックや仕様などをよく確認せずに)

あ〜、言ってるなぁ...言ってますよね?間違いなく(笑)

解説させてもらうとまず、Aの「なんだか分からなくなっちゃった〜」の場合、男性だったら普通「先送り」あるいは「保留」にするのが一般的だと思います。
だって、「何だか分からない」のになんで決定してしまうのでしょう?

Bにしても、そうです。なぜ決定の根拠があいまいなのに「買う」と意思決定できるんでしょうか?それも家とか車とか宝飾品とか、、高額商品ですよ。

実はこれらの行動を「言葉通りに」解釈しまう事はあまり意味がない、と私は思っていまして・・・。

AについてもBについてもいえることですが、これは論理的採択方法を放棄して、「今まさに直感や本能による採択方法に手段変更する瞬間」ではないかと思うのです。

つまり、論理的アプローチが「分かりにくかった」から論理的には判断しないと決意表明してボイコット運動を開始するようなもので(一種の抗議行動?)
上の事例の他に「内定をもらったあとの突然の辞退」や「さんざん教会に通って予行演習したあとの婚約破棄」「熟年離婚」などもそれにあたると思います。考えただけでも、、、おーこわっ。。なんて恐ろしいことでしょう(>。<;)ぶるぶる。。

つまり女性にはA→B→C→結論ではなくA→結論、B→結論、C→結論と言ったアプローチの方が遥かに有効なのです。説明→根拠→事例→アタック!では「訳分かんなーいよぉ」と言われてしまいます。ぐずぐずしていたら「限定品」「あと何個です」「今だけ」見たいなシンプルメッセージに女性はすぐ目を奪われてしまいます。もうアタック!&アタック!アタック!なんですよ。

よくまわりに女性をじゃらじゃらさせている「モテ男」って言う人たちが入ると思いますが、このひとたちはやはり「直球アタック上手」ではないかと思っています。それはそれで、「その気もないのに罪つくりな奴っ〜!」て、真相を気づかれた時には怒られちゃうと思うんですけどね。でも、やっぱり反応しちゃうんだと思います(笑)。

「え〜、自分はクールでシャイで知性派だからそんな事はできないなぁ...」と思ってしまいました?
いえいえ、そんな事はありません。あなたならできます。

さぁ、「ウチの会社は美人で優秀なあなたにぴったりの素晴らしい会社ですよ!!どうぞ来てくださ〜い!!」という分りやすい旗を企業サイトに今スグにあげましょう。
ちなみに・・・旗をあげるのはもちろんトップページの左上とか・・「まさか、と思うほど分りやすく」ですよっ!がんばって☆



「このBLOG使える!」
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by ujipublicity | 2007-05-31 10:22 | THEにんむWEB
企画書のデザイン力をアップ

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UJI PUBLICITYはデザイン事務所ですが、少ないオリエン資料でコンペを勝ち取る・・・と言うような状況の時、的外れなデザインカンプ(最終成果物のダミー)を提出してしまうよりは、筋の通った企画書だけを提出した方が効果的な時があります。

もちろん企画書プレゼンといっても、それなりにデザインしてしまうわけですが「企画書のデザインがいいねぇ〜」なんて、言われた事はもちろん一度もありません。
一番多いのが「分りやすいね」で、次に「良く考えてあるね」。3番目は「短い時間で、ここまで当社の事を理解してくれてありがとう。」などで、この辺までのコメントがもらえる時、ほとんどのコンペはイイ結果が出ているようですよ。

今日は『紙面上の配役をきめる』ことで企画書はもちろん、すべてのページレイアウトに使える、とってもカンタンで分りやすいレイアウトのテクニックをご紹介したいと思います。

【タイトルは王様と考える】

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実際に本当に良く見かけるのですが、プロとしてタイトルに斜体の文字や袋文字、デザイン文字などを使用するのはあまりお薦めしていません。アルファベットでは、イタリックやインラインといったそれ専用の書体ももちろんありますが、日本語の書体でOSに付属でついているようなものはそもそも「簡易」である事が多く、建築で言うと「プレハブ」に近い事が多いと思います。タイトルは王様なので、石材や木材でも特に品質が良くて、ベーシックなものを選んでいただきたいです。町内会やサークルのお知らせだったら、袋文字や斜体でもいいかもしれませんが、ビジネスシーンでの使用が想定される、会社の名前を背負って提出される公の書類であったら、装飾してしまいたい気持ちをぐっと押さえ、デザインはタイトルの書体以外のところでおこないましょう。あくまでもタイトルはシンプルに堂々と、目立つ工夫をされるといいと思います。

分りやすい!・・・と、思っていただけました?


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【「バクダン」はあくまでも「バクダン」】
タイトルにショルダー、そしてさらにフキ出しやバクダンが入ってくる時は、これを道化師(ピエロ)と考えるといいかもしれません。ここに本当においしいポイントが入ってくる事もありそうですね。
そうやって考えていくと、王様はやはり正当派で、堂々としている事がふさわしい存在・・・何となくイメージ出来ませんか?

なるほど・・・ともし、思っていただけたら1クリックをお願いします!


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最後に、署名(会社名/プロジェクト名)をいれて今日はとりあえず、表紙を完成させましたがこの考え方は、コンテンツにももちろん応用出来ます。
ポータルサイトやデータベースのページも同じです。情報量が多くなって来たら、さらに白馬にのった騎士(ナイト)や兵隊、村人、小人などが登場してくると思っていただければいいでしょう。

実際、WEBアプリケーションやデータベースサイトのデザインもよく依頼されますが、テキストベースでデザインを分りやすくしていくのは実はとても難易度の高い仕事ですね。こういった、仕事の打ち合わせ時にはかなりていねいに、この「配役」の部分をヒヤリングしています。実際にデータがはいったエクセル書類などのサンプルもいただける時には頂いて、デザインの試行錯誤しています。
何処がユーザーにとっての騎士で、どの部分がその他大勢の兵隊なのか、作り手が理解をきちんとしていないと、ユーザーにとっての分りやすいインタ-フェイスには、決してなりえないんですね。


「このBLOG使える!」
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紙ベースだと特に分りやすいのですが、この配役づくりがキチンとできるうようになるのに(つまりレイアウトってやつですか)だいたい丸3年くらいかかるかもしれません。デザイナー経験3年のタイミングで採用の募集が昔から多いのはたぶん、この辺のスキルをクリアできるようになるからでしょう。アートディレクターまでざっと5〜7年、クリエイティブディレクタ−で、この人は頼りになるなぁと私が思える人たちは、やっぱり10何年と言うキャリアを積んでいる人がほとんどですね。

ちなみに私ですかァ?グラフィックデザイナージュウウン年生、WEBデザイナーでもそろそろ6年生って感じですかね。もちろんAD(アートディレクター)やCD(クリエイティブディレクタ−)としても、ばっちり評価はいただいています。はい、きっと頼りになりますよお〜☆(笑)
by ujipublicity | 2007-05-21 22:08 | デザインTIPS!
キービジュアルのつくられ方

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さて、私の小さなデザイン事務所で最近、特に増えつづけているリクエストの一つに「会社の顔づくり」があると思います。

一言で「会社の顔づくり」と言っても要望は実に様々ですが、「コンセプトを形にする」あるいは「企業理念を可視化する」にはどうしたらいいのかというご質問を実際によく受けますので、今回は事例を織りまぜながらご説明していきますね。


1.ロゴとキーカラーがすでにある

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これは、東京都内でフランチャイズ展開をしているデザインと印刷を一括で受注してくれる「デザインラボ」さんのWEBページです。>>http://www.designlabo-id.com/

SHOPもすでに展開していましたし、きちんとしたSI(ショップアイデンティテイ)が制定されていましたので、 私はそういった「デザインの資産」は、なるべく活用したほうがよいと思っています。
やっている事はいたってシンプル。他要素をなるべく排除し、『デザインの資産活用』すなわちキーカラーの赤、ロゴタイプを印象的に見せています。

実際のページには、FLASHを使ってロゴタイプがモーションする仕様になっていますがこのWEBページを作った時すでにお店をご存じの方なども、「すでに知っている価値」に「何か、かっこいいじゃん!」+「やる気がある企業かな」+「センスいい?」などの『新しい価値』『心が感じとって』くれたようで、大変に好評でした。

もちろん、検索等で初めてこのページを見ていただいた方も、デザインをオリジナルで起こしている独特の『新鮮さ』『インパクト』『感じとって』いただけたようです。

色によるメッセージは、非常に「ブレが少ない」と私自身は思っています。
もともと人間が持っている共通の感覚に近いところにアプローチする、賢いやり方ではないでしょうか。


2.すでにあるロゴタイプをリ・デザインしてキービジュアルに

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このアクアキューブさんという企業は、事業拡大のため社名も変えられてしまって今は存在していません。
しかしながら、2Dのロゴから3Dのキービジュアルへの展開は、既存イメージを踏襲しながらイメージのバージョンアップをする、非常によいテクニックだと思っているので今回ぜひ、ご紹介したいと思います。

アクアキューブさんは、当時いわゆる「受託開発」をされるシステムインテグレーターさんでした。非常に難易度の高い要望にたいして、スマートに、かつ完璧に対応していきたいという会社のビジョンをお伺いしている時に、『キューブマークの一点倒立』というイメージが思いつきました。難しい事を、普通に危な気なくやってみせる。しかも完璧に・・・。ちょっとかっこいいじゃないですか。

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会社案内等のツールには、インパクトが必要ですが、インパクトを出すには、やはり情報を整理する事が必要です。
また、『直感的に感じ取れる要素』以外にも『企業姿勢にまつわるエピソード』が入っているのは、とても思慮深いイメージがして好感がもたれるようですね。
           

3.エッセンスを「タイル化」する

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事業内容や対象となるものがたくさんあって、それを「ある世界観でくくりたい時」等に、よく使うテクニックです。
「和のポータルサイト/神技」では、pcや伝統工芸品、日本の情緒溢れる風景をタイル化する事で「新しい存在の価値」を訴求しています。

この時に注意してほしい事は、「全体を見ながら部分を見る」

デッサンや油絵を習った事のある方は、必ず一度は言われる事かもしれませんね。
つまり、「タイル」それぞれにストーリーがもちろんあるのだけれど、全体として見たときに「さらに大きなストーリー」ができあがっている、、、というような感じです。

まとめ

と、いいながら他にも可視化のテクニックはいくらでも、星の数ほど(?)もあるかもしれません。1回のブログではとてもご紹介しきれませんね(笑)。

ちなみにUJI PUBLICITYのキービジュアルなんですが、カラフルでしかもFLASHでびよびよ動いたり、伸びたり縮んだりします。

>>>www.uji-publicity.com
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『使えるデザインセミナー』も、ちょっとパステルっぽいけどカラフルである事に変わりはありません。もちろん「あるコンセプトとメッセージ」のためにやっているんです。

悲しいかな、私たち商業デザイナーに王様のエピソードはありません。
(もちろん、「先生」と呼ばれたり「カリスマ」と称されるひとにぎりの人たちはそうかもしれません。)

いいとこ「魔法使い」のようなものだと思っています。

もちろん「魔法」はとても便利ですが『本質』ではありませんし『存在』できません。使い方を間違えれば、効かないどころか大変な間違いを引き起こす可能性さえあります。

でも、もしも、どうでしょう。

あなたが、今、とても行きたいところがあって、それなのに目の前を大きな岩がふさいでいる。そんな時、目の前の岩がすっーと消えてなくなってくれたら。
あなたは、自分を待ってくれている人たちのために、またあなたしかできない事のために、全力を尽くせるとは思いませんか?

デザインにはそれが可能です。

あなたのビジネスのためにデザインを視覚戦略として使いましょう。



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by ujipublicity | 2007-05-14 18:07 | 戦略とデザイン