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〈デザインする〉とは何かがはっきりがわかる『CEOからDEOへ- 「デザインするリーダー」になる方法』
BNN新社さんよりCEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法 を献本頂きました。いつもありがとうございます。


(http://www.hotstudio.com/leadership/maria-giudiceより)


執筆者のひとり、ジュディース・マリアはデザインディレクターエクスペリエンス(体験)デザインが専門で1997年にHot Studioを設立。2013年、FacebookがHot Studioを買収したため、現在はFacebookでプロダクトデザインのディレクターだそうです。

そういえば日本では、女性でエクスペリエンス(体験)デザインが専門の方とかをあんまり、見かけたことありませんね。



もうひとりの執筆者、アイアランド・クリストファーはシリコンバレーのデザインリサーチ会社の先駆けとなったCheskinの共同創設者。デザインリサーチについてもまだあまり一般的でないかも。多くの企業では「ビッグデータ」などの「統計」が重要視されているからでしょうか。

クリストファー氏は、やはり2007年に同社を売却後、デザイン重視のテクノロジー企業の発展を支援するMix & Stir Studioの共同創設者としてスタートアップ企業を指導しているということ。「スタートアップ企業を指導するデザイン会社」というのも、そういえばあまり聞いたことはありません。

とはいいながら、実は先日、知人から某スタートアップ系のスマホアプリとそのアプリ制作者(founder)の方をご紹介いただく機会がありまして、デザイン面で出来ることがあればぜひ支援していこう!などとちょうど身内で話していたところでした。

「デザインで支援」というと大げさで、実際にはまだ「スミ(黒い)ケイが太いとダサイから、もういっそのこと白抜きで良いんじゃないの?」レベルのアドバイスを1回くらいしただけの、いや、支援にもなっていない気もしますが(汗)・・・

いろいろとタイミングが重なって、さまざまに思うところはあったわけです。


ということで、本書が発売になるすこし前からちょっと気になってチェックしておりました。


この本では、今までとは違うタイプのリーダーが必要になると言います。

変化を起こす
リスクを冒す
システム思考をする
直感力が高い
社会的知性が高い
さっさとやる(GSD)
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小難しい概念論ではなく、実話とエクセサイズが満載で、「笑って失敗する」「心の弱さを受け入れる」など、いわゆるデザイン書には決して登場しない(笑)自己啓発テイストのものもちりばめられており、そちら系のビジネス書好きの方にも楽しめる工夫がされていました。


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もちろん、デザイナー向けの本ではありませんが、デザイナー&デザイン関係者も必読でしょう。


まぁ、でも、実際に勢いがあって伸びている人(エース系)って、すでに、こんな感じじゃないのかな、とも思いました。



目次も貼っておきますね。

【目次
NOW
変化

ME
変化を起こす
リスクを冒す
システム思考をする
DEO紹介:カール・バス
直感力が高い
社会的知性が高い
さっさとやる(GSD)
DEO紹介:アヤ・ブデール

WE
コ・クリエーション(共創)
ネットワークとコミュニティ
メンタリングvs管理
DEO紹介:ジェシー・ジフ・クール
企業文化の構築
社員へのケアと特典
オフィス設計
DEO紹介:マーク・ドワイト

DO
前向きな情熱
専門スキル
問題解決
DEO紹介:スティーブ・ガンドラム
失敗の容認
職場での「遊び」
イテレーションと進化
DEO紹介:クリス・アンダーソン

BE
インテグリティ
謙虚さ
DEO紹介:エミリー・ピロトン
気前のよさ(寛大さ)
オリジナリティ

NEXT
将来に向けて

DEO紹介:マリア・ジュディース&クリストファー・アイアランド
e0103695_09591500.jpg
CEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法 単行本(ソフトカバー)¥2,808

ごいっしょにぜひどうぞ(PR)
問題解決のあたらしい武器になる視覚マーケティング戦略 単行本(ソフトカバー)¥1,706




【編集後記】
先日、いわき市の川前(かわまえ)にある宇佐見農園さんを訪ねました。こちらで採れる「地粉(じごな)=国産で地産の小麦粉でできたうどんの取材だったのですが、帰りに畑を見せていただく機会がありました。
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一面に広がるのはごぼうの大きく広がった青々とした葉っぱ。そして、大根、自然薯(ジネンジョ)畑。「台風で葉っぱがやられているのよ」と、農園の責任者である万里子さんがおっしゃっていたのですが、雨が降ってきたら傘になりそうな大きさの葉っぱにびっくり。

矢大臣といういわき最高峰の裾野に広がる高原野菜には、土地の特長である「寒暖差」によって、美味しさや栄養がぎゅっと詰まるのはもちろん、無農薬栽培を採用しているために、野菜に一切エグミや苦みがありません。

写真の2キロ以上あるんじゃないかと思われる立派な大根も、いわば、土地と気候と農園オーナーによって「デザインされている野菜」といえます。翌朝、卵焼きに添えて大根おろしにしていただきましたけど、エグミや苦みが一切無く、瑞々しい甘さで大変に美味しかったです。

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すでに現れているカタチ(表層)からその理由(深層)を導きだすのは、デザインリサーチ手法のひとつですが、この大きな甘い大根が出来るには、なるほどこういう工夫があったのか、という「カタチ(デザイン)と中身(コンテンツ)の関係」のことがよく分かり過ぎるフィールドワークとなりました。

あまり東京の人には知られていないと思いますが、夏井川(なついがわ)渓谷というのはかなりワイルドで、また、絵になるロスタルジックな線路沿いや無人駅なども景観にも風情があり、予想外の素敵なところでした。現地のご案内も大変にありがとうございました!また、訪れてレポートしたいですね。

by ujipublicity | 2014-10-12 10:56 | 献本&書評