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「デザイン思考とデザイン戦略」はいよいよ来週!過去のデザインマーケティングカフェふりかえりまとめ
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デザインマーケティングカフェの第3弾「デザイン思考とデザイン戦略」は、日本を代表するインフォメーションアーキテクト 長谷川敦士さんをお招きします。ご参加の方はぜひこちらのブログでも既にご紹介済みのこちらの記事Vol. 03:デザインで問題解決していますか?のご一読を。

そして、今日のトピックは、その前の回で「デザインマーケティングカフェ」が何をテーマに、どの様な専門家をゲストにお呼びしていて、どんなプレゼンやコンテンツが実際にあったかと言う過去のセミナーを振り返り、主なポイントをご紹介します。(下が過去3回のデザインマーケティングカフェの実績)

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【デザインと心理学】「デザイン×心理学:今まで語られてこなかった、その密接な関係とは?」
「売れるデザインのしくみ」出版記念トークショー2009年12月/アップルストア銀座
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【デザインとソーシャルメディア】「セミナー&新年会」
第1回デザインマーケティングカフェ  2010年1月/インターナショナルデザインリエゾンセンター
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【デザインとブランドアイデンティティ】「デザインセミナー&特別講演(デザインの意味論)」
第2回デザインマーケティングカフェ  2010年9月/ギャラリースペースamu
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【デザインと心理学】「デザイン×心理学:今まで語られてこなかった、その密接な関係とは?」
「売れるデザインのしくみ」出版記念トークショー2009年12月/アップルストア銀座
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心理学ジャーナリストの佐々木 正悟さんをゲストにお招きして、お話を伺いました。当日のセミナーpdfはすでにこちらに公開しています。→「デザイン×心理学:今まで語られてこなかった、その密接な関係とは?」のトークショーpdfダウンロードはこちらから

佐々木 正悟さんと言えば、仕事術やライフハックの書籍も沢山出されていますが、当時、私が非常に興味を感じていたのは確か脳は直感している (祥伝社新書)の中に記載されている「人が(たとえ一度たりとも蛇にであった事がなかったとしても)猛毒の蛇のそのいわゆるスネーク柄を見ると、危険を感じることができる」という話。

「一度も見た事がない図柄(=パターン)に対して、既に脳が(危険を)知っている(察知する)」

これが、すなわち「脳が直感している」という話なのですが、ところが「デザインと心理学」銀座アップルストアでのトークショーでは、この「直感している」物でさえも簡単に文脈で人は見方を変えてしまう、、、という種明かし?もしてくれました。(もう、頭の中が訳分からなくなった!という方も!!)

「文脈(コンテキスト)によって、人は明らかに同じものでも別のものと判断する」

(上記のpdfにその答えがあります)デザイン関係者はもちろん、マーケティングの担当者がこれを知っていて損なはずがありませんね!いうまでもなく、前者は<快・不快><好き・嫌い>など非常に感覚的な視覚への判断、そして後者は<良い・悪い><善・悪>など、認識や関係性による視覚への判断となります。

実はこれ以前にも、佐々木さんの書籍から実はいろいろと参考にさせて頂いており「ロボット心理学」(既に絶版で電子書籍になっています)も個人的には凄くおススメなので、少しご紹介しますと

「人はもともと飽きてしまう(単調な同じくり返しに耐えられない)」

(つまり、良い悪いに関係なく「飽きる」という現象に感情を揺さぶられる)

「その一方で、いったん”なじんで”しまうと必要があってもなかなか変えるべきもの(事)を変えられない」

(モノの善悪ではなく、惰性に流される)
という・・・・・まさに心理主義的に流されててんてこ舞いになってしまう「デザインの現場」に大変に参考になると思われる、興味深いエピソードが解説を織り交ぜながら佐々木さん独特のタッチで述べられています。

心理学業界的に「ロボット心理学」それ自体がどのようなものなのかは私には分かりませんが、特にデザインやマーケティングに担当者にとって、現場が混乱する際の大きな原因のひとつは、この、人間がもともと持っている「感情を元にした思いつき」であったり、意味もなく習慣化されている「惰性」によるところが多いため、大変に参考となる書籍といえます。

佐々木さんのご専門の「認知心理学」は、やはり何回かの講義とビジネス書のレベルでは理解しきれない分野なのですが、デザイン担当者であれば、ブランドリニューアルやブランディングプロジェクトの企画時に上記の人間の行動パターン「何か問題がなくても単に飽きてしまう」「変えなくてはいけなくても変えられない」と言うような人間のそもそも持つ「リスク」を認識しつつ、

★安易に飽きたというだけで、変える必要のないデザインをリニューアルしようとはしていないか
★逆に、すぐにでも変えなくてはいけない重要な検討事項を「惰性で」おざなりにしてはいないか
★心理主義的な筋道の立っていない思いつきによる、そもそも軸のぶれた企画に貴重な時間や予算を割いてはいないか


こういった事を問いただせるのではないかと思います。いや、これは、問いただせるはず。(結構、重要)


そしてこの<快・不快><好き・嫌い>などの感覚的な視覚への判断、<良い・悪い><善・悪>などコンテキストによる視覚への判断は、情報化・グローバル化、ソーシャルメディアの台頭等により、情報コミュニケーションを生業とする業種にはさらに重要な視点となっていきます。特にソーシャルメディアなど、微分的、瞬発的なメディアでは前者を意識したデザイン戦略への理解が必要になります。(ココから、ツイッターのアイコンの話へと実は展開していくのですが・・・・)

そして、第2回「ソーシャルメディア×デザイン」「デザイン×ブランドアイデンティティ」にの開催に至るのですが、長くなりましたのでとりあえず今日はここまでにしまして、また続きはこちらで公開したいと思います。



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by ujipublicity | 2011-01-09 09:56 | デザインセミナー