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斬新で精巧! 正三角形の茶室 【新潟:北方文化博物館】
北方文化博物館(ほっぽうぶんかはくぶつかん)は、新潟県新潟市江南区沢海にある博物館。豪農伊藤文吉の邸宅を博物館として整備し、美術工芸品や考古資料等を展示しています。(北方文化博物館:Wikipedia)

斬新で精巧! 正三角形の茶室 【新潟:北方文化博物館】_e0103695_2151639.jpg


先週の新潟セミナーの際に、主催の横田さんにご案内頂いたのですが、すばらしいところだったのでご紹介しますね。ホームページから写真を借りて来ました。






こちらは、海外からの客人も多いそうですね、わかります。日本でも、船井幸雄氏はじめ多くの要人がこちらのロケーション、庭園、建築物を絶賛されているそうです。

「三楽亭」は、本邸が完成した明治22年(1889年)から手がけられ、各々苦心の末、2年後の明治24年(1891年)に竣工した、世にも稀な正三角形の茶室です。以下、ブログより

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三楽亭は建坪11坪の建物で、中央には菱形の部屋があり、その左右に正三角形の部屋があります。

畳の殆どは菱形と正三角形で、一畳だけ普通の畳が使われています。
柱も四角のものは無く、床柱3本、丸柱10本以外は全て菱形の柱が使われています。」(北方文化博物館公式サイトより)

英語のガイドがありました。正三角形の茶室は、「Sanraku-tei House, Tea Houses」なんですね。

Sanraku-tei House, Tea Houses
The small house, used as a study and tea room, is noted for its unusual shape : a triangle! It contains one diamond-shaped 10-mat room and two triangular rooms. Even more eccentric is the fact that all parts of the building include the tatami-mats and chests of drawers are diamond-shaped or triangular. This approximately 40m2 triangular house was built in 1890.

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なんて言うか、三角形の茶室、凄くクールでシャープでカッコ良かったのですよ。茶室には入れなかったのですが、窓越しに中を見るかぎり非常に「自然」でかつ「優雅」な空間なんですよね。企画は斬新なのに・・・!つくりの良さがうみ出す癒しのようなものなんでしょうかね。本当にこんな空間でTeaとかできたらかなりの感性の栄養補給になりそう・・・・。

「各々苦心の末、2年後竣工」とありましたから、この完成度を出すための現場の努力が大変だったということは、察して余りあるものがあります。でも、ちゃんと完成してるし。斜めとかにもなってないです。やっぱり、凄いんですよ、日本人の巧みの技・・・・。

他にもとてつもない『梁』(はり)とかいろいろ見せていただきまして、いや、なんか、日本建築素晴らし、日本人の匠力恐るべしと今さらながら実感した次第です。

そういえば建築に限らずだと思うのですが、「かなり斬新なコト」を「かなり高度な技術力」でしれっとやってのけている人ってけっこういますよね。企業も・・・。



あんまり、「その部分」の自己宣伝しないので、「その部分」が広く一般に認知されているかと言うと・・・ちょっと、疑問です。




ということで、あえてこういうところはがんばってブログでトピックしていきたいなー、とかそんなことを思いました。誇るべきですよね、日本の美、日本の技術、、、そして日本人がさり気なくやってのけている、なんというか斬新さと精巧さのミックスしたところ!




「なんだか、思い当たるなぁ」という人、企業の方も、ぜひ、本気で「魅せる」努力をしていきましょうね。視覚的にもですが、情報リソースとしても、です。





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☆そして新潟セミナーのまとめ記事も近々にアップします!
by ujipublicity | 2009-06-06 22:47 | クリエイエィブ雑感