ビジネス書を女性ならではの独特の視点と可愛いキャラクター『勉子』の4コマ漫画で紹介する『女子勉』ブログの勉子さんから、待望の新刊、
世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド
を献本で頂きました!ありがとうございます!
すでに蒼々たる、書評家の大御所のほとんど(?)というくらいのブログでご紹介が終わっているくらい、注目の新刊だったと思うのですが、想定読者にやや近めの「女子目線」&「絵解き」に注目してこちらの新刊を紹介したいと思います。ふだんビジネス書はあまり読まない方、デザイナーさんにももちろんお勧めです!
全体を通して、4ページで1冊の書籍が紹介されており、それぞれに4コマのとても読みやすい漫画がでてくるのですが、
漫画書評だと思ってさらっと読んでいたつもりが、「ちょっとしっかり読んでみようかしら?」なんていう気持ちになったりすることがよくあるんですよね。
ブログでもそうですが、私は特に4コマの中の
「4つのポイント」に注目しています。
ポイント【1】
勉子の
「ギャップ」に注目する。この
「ギャップ」こそが、読書による勉子の成長の証。いわゆる「体験の共有(Experience Design)」と言うんでしょうかね。苦い成長もあれば、清々しい成長もある。ということで、まずは、私はこの勉子の成長の2コマ=
「ギャップ」を見ることで、何となくなんですが
「読後感」をイメージしているような気がします。
ポイント【2】
次に注目するのは、本編に登場しない、ナゾのキャラクター、すなわち
テーマの可視化(Visual Abstraction)に注目します。なんと言うか、女子(女性)って、けちんぼというか早とちりというか、「はっきりしない問題なんか、考えるのもなんだか面倒くさい・・・」と言うような、ちょっとおおざっぱな所もあるような気がしませんか。そのくせ、はっきりとした「問題の可視化」に対しては、意外に潔ぎよく立ち向かってしまう。。。「そうか、こいつと戦えばいいのね!現実的に考えるわ!」みたいに感じでしょうか(笑)。そういった意味で、はっきりと
「テーマ」をカタチにして見せてくれるのは嬉しいですね。
ポイント【3】
「擬態語」に注目する。「擬態語」というのは、上の「ざざーん」、とか「むーん」とか、男性の書評にはほぼ登場しない表現だと思うのですが、これが「この本、自分に関係なさそうだけど読んでみようかなぁ・・・・」という
気分(frame of mind)を盛り上げるのにとても良いのです。実際、私自身が選書しないなぁと思うビジネス書で女子勉さんの4コマ書評で購入にいたったはっきりとした理由って、実際よく解りません(笑)。「興味がなかったんだけど、
なんとなく、読んでみようかなぁ」という感じで、「たまたま、気が変わって」読んでみたと言うのも結構あるんですよね。こういう気まぐれ的な行動は、もしかしたら女性独特なのかもしれませんが。
ポイント【4】
なぜ、主人公は全員裸なんだろう・・・?勉子はまだしもカーネギーやナポレオン・ヒルも全員ハダカなのはさすがに気になりますね・・・・(笑)。まさか!?描くのが簡単だから????
なーんてことは、きっとないと思いますが(笑)これが、女子勉の「個性」というか「らしさ(essence)」のひとつになっていることは間違いないでしょう。勉子が
いつでも勉子らしく「オリジナリティ」を発揮して、奮闘しているところがとっても共感できるのですね。
ということで、まだお読みになっていない方も、すでにお読みになった方もぜひこれからは、「絵」に注目を。未体験ゾーンへの読書体験がここから広がるかもしれません。
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