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使える「デザインセミナー」
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筋肉と知性を表現するには?
健康的に痩せたい、いつまでも若く美しくありたいと願うセルフイメージの高い女性に今、最も注目されているスポーツ「加圧トレーニング」をあなたはご存知ですか?
今回の使えるデザインセミナーは「筋肉(スポーツ)と知性の表現」がテーマ。なんと、青山のGOLDGYMまで行って、体験取材までやってきましたよ。ふぅ~。
いったいどんな知性がどんな筋肉を作るのでしょう?最後まで読んでくださいね。


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スーパーアスリートたちが集うGYM・・・

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正直言って、私自身、GOLD’S GYMにはちょっと興味がありました。

実は私、今まで3度も交通事故に遭ったことがあるんです。幸い、命に別状があるような事故ではなかったにせよ、頚椎を3度も痛めていますから、仕事がハードになったり気候や気圧の変化などによっては、頭痛や腰痛に悩まされることがあります。

最近は、ちょっとさぼり気味で通ってはいないのですが、以前はリハビリも兼ねて、結構きちんとしたパーソナルトレーニングを受けていた時期もありますし、最近ではスポーツジムでもきついと言われている「ボディシェイプ」というクラスに、時間さえあれば出るように心がけていたりもします。

何だかんだ言って、まぁ、要は「体育会系」なんですよね(笑)。

ちなみに今回、ブランド名刺を創るために取材体験をさせていただいたのは「加圧トレーニング統括指導者」の島田弘(しまだこう)さん。週一回のトレーニングで大きな効果を得るというそのパフォーマンスのよさが人気で、著名人、女性起業家などVIPクライアントも多いそうです。たとえば、今、申し込んだとしても、実際にトレーニングできるのは来年の3月から。なんと、ほぼ「6ヵ月待ち」なんですって。カリスマと噂される、島田弘(しまだこう)さんはちなみにこんなお方です↓

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リアルな現場で印象を体感する

私がゴールドジムで島田さんにお会いして感じた第一印象、それはなんといっても、『筋肉の質が、この人、やっぱり、違う!』ということです。
勉強家で知識意欲の高い島田さんとは実は、セミナーや勉強会の会場で何度もお会いしているのですが、常に穏やかで笑顔を絶やさず「セレブ女性を鍛え上げる人」って、こんなやさしい感じなんだぁ・・と、変に感心した記憶があります。

今回はゴールドジムという、いわば島田さんのホームへ押しかけていった訳ですが、やはり、思ったとおり!勉強会でお会いするキャラとはちょっと違う「カリスマトレーナー」としての島田さんがそこにいらっしゃいました。まわりのムキムキマッチョマンたちも島田さんに「一目置いている感じ」は歴然です。

しかも、なんだか、ストレッチの聞いた感じの濃紺のトレーニングウエアがやたらにお洒落!!お医者さんが白衣が似合うのと同じく、スポーツをしている人って、本当にトレーニングウエアがよくお似合いですよね。

最初はあえて、ざっくりつくってみる

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これは、私が実際に初回の提案で島田さんにお出しした名刺のラフデザインです。濃紺の「やたらカッコいい」トレーニングウエアと「強靭な筋力」そして「ロジカルな手法」。にこやかであったり、甘さのようなものはすべて切り捨て、その知恵と筋力を見せ付ける、そういったディレクションの中で浮かび上がってきたのが実は上の3案です。

実際、このときのメールで、島田さんと私の間にこのようなやり取りがされています


とりあえずざっと創ってみました。

3案ありますが、私の中のイメージは
○○さんのセミナーに来ている時のこうちゃんさんではなく、GOLD GYMでカリスマやっている「島田さん」のイメージです。

キーカラーを濃紺にしているのは、

「トレーニングウエア」のイメージ

黒も使っていますが
GOLD GYMのテーマカラーも黒だったし、
加圧のベルトも黒かったし、
なんか全体的に「強い」イメージを出したかったからです。

とはいえ、ものすごく強い人がやさしく丁寧に指導してくれる感じは、本人にお会いしたらすぐに分かるので名刺はそっちを強調しました。

表面はインパクトを出したかったので
お名前と(良くできているホームページの)URLだけです。

裏面も、資格の説明などは省き、プロフィールを中心とした
「カリスマの証」にしました。

捨て案はなく「どれもオススメ3案」です。
(原文のまま)

ちなみにこれが裏面。裏面は、ステイタスとエピソードをばっちりいれて、保有資格も表記、イラストも入れました。「見せて、感じさせた」所で「読ませて、納得させる」という方法ですね。

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イメージの密度を上げる

結局、強さの中にやさしさという中途半端な案は切り捨て、イメージの精度を上げる作業にかかります。実際、島田さんサイドからも、「似顔絵を前に入れたら?」「グラデーションを入れてみたら?」などのご要望がありました。

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なんとなくブランド名刺「らしく」なってきましたね。
スポーツグラフィック特有の質感や島田さんの「凄さ」が、肌で伝わってくるようになりました。意外だったのは表面にイラストが入っているのが結構「しっくり」いっているということ。私には思いつきません(笑)。実際、よく自分でも言っている事なのですが、イメージを大きく変える時やリニューアルする際は、あくまでもイメージの「バージョンアップ」。他人になってしまっては意味がないし、ころころ変えすぎるのは信頼を損ないます。「デザイン資産」を運用しなければ!


「客単価をさげてもいいの?」

実はこのあと、イラストの周りに「オレンジの炎を燃やしてみる」「文字色を暖色にしてみる」などの細かい調整もあったのですが、ここは品質とイメージ管理の立場からご助言をさせていただいています。

「スポーツトレーナー界のブルガリみたいな人が、このイメージだと安くなっていってしまう。お客さんの単価を下げるようなことをしてもいいの?高田の馬場のブルガリになっちゃってもいいの」と。(注:私はブルガリマニアではありませんが).

たとえば、島田さんのように、フィーも高く、人気も抜群であるならば、何も媚びたイメージを作る必要はないでしょう。

かといって、本人と「自己統一性」がなければ、ツールとしての切れ味はなくなってしまう。クリエイターの持ち味の鋭さを使えば、実は、カンタンにゴールにたどり着くことができます。でも、その顧客のイメージと摺り合わせながら精度を上げていかなければ、「赤の他人からは評価されるデザイン」であっても、「顧客のステイタスを上げるデザイン」になる事は不可能なのです。



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今回は、私が研究テーマとしている「視覚マーケティング」のお手伝いをしていただくために、最終的に2タイプ実際に持っていただき、周囲の感想を聞いていただくことになりました。
ちょっと見、よく似ていて、かつ「どちらもお奨め案」であることに間違いはないのですが、この二つの名刺には、実は異なる視覚メッセージが発信されています。

あと、これは2案ともなんですが、ご本人には内緒で(笑)、島田さんのある「強み」を視覚メッセージに埋め込んでいます。

いよいよ明日から、島田さんはこの新しい名刺をお使いになられるんだそうです。どちらに、どんな感想が寄せられるのでしょうね(笑)。

かなり愉しみな私です。

(2007年10月3日 追記)
昨日、島田さんよりメールを頂きました。

名刺、渡した人全員から
「かっこいい~」
と言われています(^^)v 」


こういうのはデザイナーをやっていて一番嬉しいことですね。
寝不足で、たとえお肌ががさがさになったとしても、
毎日があわただしくて、くつろぎの時間がなかなか取れなかったとしても、
「自分の能力や経験を生かして人様のお役に立てる」
こんな素晴らしい仕事はない、と思ってます。

島田さん、いろいろと、ご協力ありがとうございます!


▼参考サイト
週1回の加圧トレーニングで美しくなる

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by ujipublicity | 2007-09-28 01:40 | 戦略とデザイン